絵画と写真を行き交うような静物画。池田衆が個展「Object and Image」で新作を発表

絵画と写真を行き交うような作品を制作する池田衆の個展「Object and Image」が、東京・神楽坂のMaki Fine Artsで開催される。会期は5月25日~6月23日。

池田衆 Pomegranates #1 2019 Courtesy of the artist and Maki Fine Arts

 池田衆は1979年広島県生まれのアーティスト。2004年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業した。これまで東京や香港で数多くの個展を開催してきたほか、東京オペラシティ アートギャラリーでのグループ展にも参加するなど、精力的に活動を行っている。

 写真を切り抜き、独自のかたちや空白を画面上につくり出す池田。絵画と写真を行き交うような作品は高く評価され、08年、09年と続けて「ワンダーシード」に入選したほか、「トーキョーワンダーウォール 2009」審査員長賞、「キャノン写真新世紀2009」佳作を受賞した。

 そんな池田の新作個展「Object and Image」が、東京・神楽坂のMaki Fine Artsで開催される。本展では、美術史における「静物画」をテーマに、写真の裏面を利用するなどの新たな技術を取り入れて制作された新作が並ぶ。

池田衆 Pomegranates, Grapes 2019 Courtesy of the artist and Maki Fine Arts

編集部

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