東京・目白のTALION GALLERYで、木村翔馬、鈴木哲生、山本悠の3名による展覧会「貫く棒の如きもの」が開催される。
木村は1996年生まれ、現在は京都市立芸術大学院に在学中。キャンバスに絵画を描くことと、3DCGやVRといったデジタル技術で描くことを往復しながら、デジタル・ネイティブ世代の作家として頭角を現している。2017年には第4回CAF賞で最優秀賞を受賞し、翌18年に個展「dreamのあとから(浮遊する絵画とVRの不確定)」(ninetytwo13gallery)を開催した。
鈴木は1989年生まれ、2015年にKABKデン・ハーグ王立美術アカデミータイプメディア修士課程を修了。タイポグラフィやレタリングを中心に、ロゴやポスター、本のデザインなどを幅広く手がけてきた。現在クリエイションギャラリーG8で開催中の「光るグラフィック展2」でも作品を発表している。
山本は1988年生まれ、2012年に多摩美術大学を卒業。ゆるやかな筆致によるイラストレーションを制作し、アルバムジャケットやロゴデザインなどを手がけてきた。主な展覧会に「オオカミの眼」(BLOCK HOUSE、2017)、「フィットネス.」(アキバタマビ21、2016)などがある。
本展タイトルの「貫く棒の如きもの」は、高浜虚子の俳句に由来するもの。本展では、連続性と非連続性、そして無常観に相対するものをテーマに、異なるジャンルで活躍する3名が作品を展開する。