木村翔馬、鈴木哲生、山本悠の3名を「貫く棒の如きもの」とは? TALION GALLERYのグループ展をチェック

東京・目白のTALION GALLERYで、グループ展「貫く棒の如きもの」が開催される。本展には、VRと絵画を扱う木村翔馬、グラフィックデザイナーの鈴木哲生、イラストレーターの山本悠が参加。気鋭の若手作家たちによる表現を紹介する。会期は4月6日〜28日。

山本悠 左:I AM STILL OLIVE 右:TURTLE COMING 2017 撮影=木奥恵三

 東京・目白のTALION GALLERYで、木村翔馬、鈴木哲生、山本悠の3名による展覧会「貫く棒の如きもの」が開催される。

 木村は1996年生まれ、現在は京都市立芸術大学院に在学中。キャンバスに絵画を描くことと、3DCGやVRといったデジタル技術で描くことを往復しながら、デジタル・ネイティブ世代の作家として頭角を現している。2017年には第4回CAF賞で最優秀賞を受賞し、翌18年に個展「dreamのあとから(浮遊する絵画とVRの不確定)」(ninetytwo13gallery)を開催した。

木村翔馬 延長される 2019

 鈴木は1989年生まれ、2015年にKABKデン・ハーグ王立美術アカデミータイプメディア修士課程を修了。タイポグラフィやレタリングを中心に、ロゴやポスター、本のデザインなどを幅広く手がけてきた。現在クリエイションギャラリーG8で開催中の「光るグラフィック展2」でも作品を発表している。

山本悠 アニメーション《Sexless》の原画 2019

 山本は1988年生まれ、2012年に多摩美術大学を卒業。ゆるやかな筆致によるイラストレーションを制作し、アルバムジャケットやロゴデザインなどを手がけてきた。主な展覧会に「オオカミの眼」(BLOCK HOUSE、2017)、「フィットネス.」(アキバタマビ21、2016)などがある。

 本展タイトルの「貫く棒の如きもの」は、高浜虚子の俳句に由来するもの。本展では、連続性と非連続性、そして無常観に相対するものをテーマに、異なるジャンルで活躍する3名が作品を展開する。

編集部

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