2019.2.25

チンパンジーの気持ちを、アートを通じて感じられるのか?「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-prologue」に伊東宣明、水江未来ら参加

ダムタイプの新作ワークインプログレス公開を含む「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-prologue」。そのうちの一つ「アート×サイエンス IN 京都市動物園:アートで感じる?チンパンジーの気持ち 発表会」では、美術家の伊東宣明やアニメーション作家の水江未来らを迎えて、人々と同様にチンパンジーも映像を楽しむことができるのかを実験する。

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-prologue メインビジュアル

 「アート×サイエンス・テクノロジー」をテーマに、京都の文化資源を活かして文化芸術の新たな可能性や価値を問うアート・フェスティバル「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-2020」。2020年春の開催に先立って、今年の3月にはプレ事業「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-prologue」が、岡崎エリアをメインとした京都市内で行われる。

 ダムタイプの新作ワークインプログレス公開を含む同芸術祭。そのプログラムのひとつとして行われる「アート×サイエンス IN 京都市動物園:アートで感じる?チンパンジーの気持ち 発表会」では、人々と同様にチンパンジーも映像を楽しめるのかを、最新センサー技術の「アイ・トラッカー」を用いて研究者が実験する。

 同プログラムでは、人間にもっとも近い動物であるチンパンジーのために、美術家の伊東宣明やアニメーション作家の水江未来らが映像作品を制作。映像鑑賞中のチンパンジーの視線を計測し、人間と比べることで、なかなか知ることのできないチンパンジーの気持ちに迫ることを試みた。

 今回開催される発表会では、チンパンジーのために制作した映像作品と実験の様子を紹介し、研究者による成果発表とあわせて、アーティストと来場者によるディスカッションも行われる。