実際の団地を舞台に。yang02、BIENらによる展覧会「変容する周辺 近郊、団地」で都市論を再考する

都市論を再考する展覧会「変容する周辺 近郊、団地」が、東京都品川区の八潮団地で開催中だ。本展は、様々な年齢の作家たちがアートを通じて、都市の近郊、埋立地、団地をめぐる問題に挑んでいる。会期は11月4日まで。

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 東京湾沿岸の埋立地に広がる団地群は、1960年代以降の高度経済成長をきっかけに、都市の急激な人口流入に対応するために造成された「近郊団地」だ。

 64年の東京五輪開催から50年以上にわたって都民の生活を支えてきた同地は、バブル崩壊、失われた10年、グローバリズムの到来、インターネットの普及、東日本大震災といった数々の節目を経て、異形の文化が立ち上がりはじめている。かつて住宅地として設計された同地は、長い年月の末、今日では何が起こり、始まろうとしているのか。

 現在、東京都品川区の八潮団地を舞台に開催されている「変容する周辺 近郊、団地」展は、そういった問いを出発点に、様々な年齢の作家たちが多彩なメディアを用いて、都市の近郊、埋立地、団地をめぐる問題を探るもの。yang02やBIENをはじめ、今日のアートシーンで存在感を放つ作家が参加している点にも注目したい。

編集部

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