
「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」(東京都現代美術館)開幕レポート。複雑な現実と見えざるつながり
東京都現代美術館で「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」が開幕した。清水裕貴、川田知志、臼井良平、庄司朝美の4名の作家による最新作を通じ、現実の複雑さや多義性を探求し、見る者に新たな視点を提供する。

東京都現代美術館で「MOTアニュアル2024 こうふくのしま」が開幕した。清水裕貴、川田知志、臼井良平、庄司朝美の4名の作家による最新作を通じ、現実の複雑さや多義性を探求し、見る者に新たな視点を提供する。

箱根のポーラ美術館で「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」が始まった。会期は2025年5月18日まで。*作品はすべて報道内覧会にて撮影

サウンドアーティスト・音楽家のevalaによる個展「evala 現われる場 消滅する像」が、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]でスタートした。会期は2025年3月9日まで。

十和田市現代美術館で環境や他者との関係性のなかでの⾝体のあり方を探る谷中佑輔の個展「谷中佑輔 弔いの選択」が開催されている。会期は2025年3月23日まで。会場の様子をレポートする。

工芸分野に特化したユニークなしつらえのアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2024」が11月29日~12月1日に開かれた。同フェアは年に一度の開催で、8回目となる今回は、全国から40ギャラリー211作家が参加し、過去最大の規模となった。

東京都庭園美術館で「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」が開催される。会期は2025年3月8日~5月18日。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

2025年、20世紀アメリカ美術を代表するひとり、ロバート・ラウシェンバーグの生誕100周年を迎える。記念展覧会や出版物、レジデンシープログラムなど、彼の功績と遺志を未来に継承するための様々な取り組みが予定されている。

ぺんてる株式会社は、12月20日より新しいホルダー式色鉛筆「Art Multi8」を発売する。この製品は、8色の色芯を内蔵し、スケッチやイラストに最適なデザインが特徴だ。持ち運びやすく、旅行先や外出先で気軽にアートを楽しむことができる新しいツールとなっている。

東京のhide galleryで、吉田紳平の個展「My husband」が12月22日まで開催されている。本展では、吉田の代表的なポートレイトシリーズの油彩画に加え、インスタレーション作品も披露。過去の記憶と現在の視点を交錯させ、鑑賞者に新たな感覚をもたらす作品群が並ぶ。

ロンドンを拠点に活動するアーティスト・foxco(フォクスコ)の最大規模の展覧会「The Longest Night (ザ ロンゲスト ナイト)」が、東京・青山のスパイラルガーデンで開催される。会期は2025年1月8日〜19日。

70年以上にわたり日本および世界のポップ・アートを牽引してきたアーティスト・田名網敬一のアメリカ初となる個展「Keiichi Tanaami: Memory Collage」が、マイアミ現代美術館で開催されている。会期は2025年3月30日まで。

メトロポリタン美術館は、新しい近現代美術ウィングのデザインを発表した。メキシコの建築家フリーダ・エスコベドが設計を手がけるこの新しいウィングは、同館の20世紀・21世紀の美術コレクションを展示するためのスペースを提供するとともに、アクセシビリティ、持続可能性、インフラの改善を目指している。

日本を代表するファッションブランドのひとつ「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」が、香港のCHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)とともに初の試みとなる「ANTEPRIMA x CHAT Contemporary Textile Art Prize 2024」を立ち上げた。

2018年より解体・新築工事を行ってきた「Ginza Sony Park」が、2025年1月26日にグランドオープン。それにあわせ、第一弾プログラムとして「Sony Park展 2025」もスタートする。

2025年春、東京シティビューで手塚治虫「火の鳥」展(副題:火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴)が開催される。生物学者・福岡伸一の監修のもと、命の循環や動的平衡、未来に向けた生命に対する問いかけが描かれ、現代に生きる私たちに深い洞察を与えるものとなる。

奈良国立博物館開館130年・天理大学創立100周年記念特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」が奈良国立博物館で開催される。本展では、天理大学附属天理参考館の貴重なコレクションを中心に、世界各地の文明や神々、20世紀の民族文化などをテーマにした約250件の作品が展示される。会期は2025年7月26日~9月23日。

毎回ヨーロッパの異なる都市を会場に開催される国際展「マニフェスタ(Manifesta)」。30年以上の歴史を持つこのビエンナーレが、今年、バルセロナ広域を舞台に行われた。史上最大スケールとなった今回のマニフェスタを、国際芸術祭「あいち」2025のプロジェクト・オフィサーを務めるキュレーター・北澤ひろみが現地からレポートする。

韓国の同名webtoonをもとにした韓国ドラマNetflixシリーズ『わかっていても』を原案に、横浜流星と南沙良を主演に迎えて同作の日本版ドラマ『わかっていても the shapes of love』が完成。美術大学を舞台とするこの作品の先行上映イベントが、東京藝術大学で開催された。

現代アートコレクター・植島幹九郎によって渋谷に設立された「UESHIMA MUSEUM」。約700点にもおよぶそのコレクションのなかから16点が、都内2ヶ所の医療機関に貸出・展示される。