
DIC川村記念美術館の休館から考える、「社会資本」としての美術館
DIC株式会社が、同社運営のDIC川村記念美術館の休館を決めたことが大きな波紋を呼んでいる。企業美術館を維持するために必要なこととは?

DIC株式会社が、同社運営のDIC川村記念美術館の休館を決めたことが大きな波紋を呼んでいる。企業美術館を維持するために必要なこととは?

今年9月、東京・麻布台ヒルズにグランドオープンするPace 東京。日本のアートマーケットの現状やPace 東京の今後の活動について、7月に来日した同ギャラリーのCEOであるマーク・グリムシャーにインタビューを行った。

今年4月1日から事業者における「合理的配慮」の提供が公的施設のみならず、民間事業者も含め完全義務化となったことを受け、国立アートリサーチセンター(以下、NCAR)は、国内の美術館・博物館で働く職員や、障害のある方を含むミュージアム利⽤者に向けて、「合理的配慮」に関する具体的な事例や解説を掲載した『ミュージアムの事例(ケース)から知る!学ぶ!合理的配慮のハンドブック』を製作・刊行した。これをきっかけに、ハンドブックの製作に当たったひとりである鈴木智香子(NCAR研究員)に話を聞いた。

貝印株式会社が、横尾忠則とコラボレーションした「紙カミソリ × 横尾忠則 アーティストコラボレーションシリーズ」を数量限定で発売中だ。

森美術館で、「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」が9月25日から開催される。日本では27年ぶり、またブルジョワの国内最大規模の個展となる本展では、アジア初公開の作品を含めて約100点の作品が展示される。

文化庁が令和7年度の概算要求を発表した。令和6年度比で31.8パーセント増の1400億円(デジタル庁一括計上分を含む)を計上している。

休館が発表されたDIC川村記念美術館について、千葉県の熊谷俊人知事や佐倉市の西田三十五市長が言及した。

東京・天王洲にあるアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX Ⅱ」に、「YOD Gallery東京店」が9月7日に新たに開業する。オープニング展では、「もの派」を代表する関根伸夫の晩年の作品群が展示される。

世田谷文学館で、寺山修司の功績を紹介するコレクション展「寺山修司展」が開催される。会期は10月5日〜2025年3月30日。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

日本初の野外美術館として1969年、箱根山中にオープンしたのが彫刻の森美術館だった。開館55周年を記念して現在、「舟越桂 森へ行く日」が開かれている。準備途上の2024年3月、舟越桂氏は逝去。それでも企画実現を強く望んでいた本人の意思を汲み、個展は予定通り開催へと漕ぎつけた。同展および併催の「名作コレクション+舟越桂選」展について、展覧会を担当した彫刻の森芸術文化財団主任学芸員・黒河内卓郎と東京事業部部長・坂本浩章に話を聞いた。

Pace ギャラリーが、アーティスト・岡﨑乾二郎を取り扱うと発表した。今後は、同ギャラリーのグローバルなネットワークを活かし、岡﨑の幅広い創作活動を世界中のオーディエンスに紹介していく。

芸術祭に足を運ぶならば、夏休みや三連休を活用するのがおすすめ。夏から秋にかけて開催されている芸術祭をまとめて紹介する。 ※水分や塩分補給による熱中症対策をしっかりと行ったうえでお出かけください。

株式会社良品計画は、9月27日~11月24日の期間、「無印良品 銀座」を拠点にアートイベント「TOKYO ARTSCAPES」を初開催する。

写真によって新たな時代を切り開く表現者を発掘・支援するアワード「夜明け前|New Photography Award」が始動した。今回、審査員を務める写真家の鈴木理策、出版社・赤々舎代表の姫野希美、ベンチャーキャピタルANRI代表パートナーの佐俣アンリの3人に、アワード設立の経緯やそれぞれの思いを聞いた。

広島・竹原市に残る歴史的建造物を舞台とした芸術祭「広島竹原芸術祭2024」が開催される。会期は9月14日〜10月6日。

BLUM(旧Blum & Poe)の共同創設者であるティム・ブラムは、1984年に初めて訪日して以来、日本と米国のアートシーンをつなぐ架け橋として活躍し続けている。ギャラリーの設立30周年を迎えるにあたり、これまでの歩みや日本での活動、そして今秋、ニューヨークにオープンする新しいスペースについて話を聞いた。

東京・恵比寿の東京都写真美術館でアレック・ソス(1969〜)の個展「アレック・ソス 部屋についての部屋」が開催される。会期は10月10日〜2025年1月19日。

東京国立近代美術館は9月21日・22日の2日間、子連れで気兼ねなく美術館を楽しめる「Family Day こどもまっと」を開催する。

スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリントによるアジア初の大回顧展が、東京国立近代美術館で開催される。抽象絵画の創案者として再評価される彼女の作品約140点を紹介する展覧会となる。会期は2025年3月4日〜6月15日。