「吉田璋也のデザイン―新作民藝運動がめざした未来」(パナソニック汐留美術館)
東京・汐留のパナソニック汐留美術館で、民藝運動に深く関わった吉田璋也の仕事を再検証する展覧会「吉田璋也のデザイン―新作民藝運動がめざした未来」が開催される。会期は10月14日〜12月6日。

吉田は民藝の生産・流通・販売の体制を確立し「民藝のプロデューサー」として民藝運動に生涯を捧げた人物だ。吉田は1931年に地元の鳥取で医院を開業すると、陶芸・木工・染織・和紙・金工などの職人を集め、柳宗悦が見出した民藝の美を標準として「現代の生活にふさわしい日用品」づくりを行う。戦後は1949年に鳥取民藝美術館を開設するとともに、民藝運動を鳥取砂丘など地域の自然や文化財の保護にまで射程を拡げ、社会改革運動として展開していった。
本展では、吉田璋也が伝統的な手仕事を現代の生活に根付かせるためにデザインした「新作民藝運動」の軌跡を、関連する作品や資料総計約300点により紹介。最新の研究も反映せた過去最大級の吉田璋也展となる。
会期:2026年10月14日〜12月6日
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜18:00(11月6日、12月4日、18日、19日は〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:水(ただし12月16日は開館)
料金:一般 1200円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下 無料
「種と根っこ ─ 都市の耕し方」(東京オペラシティ アートギャラリー)
東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで、企画展「種と根っこ ─ 都市の耕し方」が開催される。会期は10月17日〜12月20日。

人間の活動そのものが自然環境を変化させる主な要因となっている現在、生態系には不安定さが生じ、自然と人工の境界はますます曖昧になりつつある。本展は、そうした状況下で都市に生きる私たちが、いかにして自然とのつながりを取り戻すことができるかを問うものだ。
出品作家は、浅野友理子、今村文、岩名泰岳、加藤美佳、西條茜、鈴木初音、䑓原蓉子、保良雄ほか。会場では、浅野友理子《綯い交ぜの庭》(2021)をはじめとする多様な作品群を通し、都市における自然と人間の関わりが提示される。
会期:2026年10月17日〜12月20日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし11月23日は開館)、11月24日
料金:一般 1800円 / 大・高生 1100円 / 中学生以下無料・障害者手帳等をお持ちの方および付添1名無料
大友良英+YCAM 新作展「即興!」(山口情報芸術センター[YCAM])
山口県山口市の山口情報芸術センター[YCAM]で、音楽家・大友良英(1959〜)とYCAMによる大規模な新作展「即興!」が開催される。会期は10月17日~2027年3月1日。

本展は、大友の創作の基軸であり、アンサンブルの根底にある「即興」をテーマに、大友とYCAM、そして様々なジャンルのアーティスト5名とのコラボレーションによる新作展となる。制作にあたっては、YCAMの研究開発チーム「YCAM InterLab」が共同で参画。建築家・磯崎新が設計したYCAMの建物や周囲の環境に呼応するように、多彩な音や存在が響き合う、即興の豊かな世界が展開される。
会期:2026年10月17日~2027年3月1日
会場:山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA、スタジオB、中庭、山口市中央公園ほか
住所:山口県山口市中園町7-7
開館時間:10:00〜19:00
休館日:火(ただし祝日の場合は翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:一般 1000円 / 山口市民、29歳以下 500円 / any会員、18歳以下 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名 無料
※ホワイエ、中庭、山口市中央公園は無料で鑑賞可能
「竹久夢二 時代を創る表現者」(東京国立近代美術館)
東京・竹橋の東京国立近代美術館で画家、詩人、ジャーナリスト、デザイナー、イラストレーターなど、多彩な顔をもつ表現者として活躍した竹久夢二(1884〜1934)の回顧展「竹久夢二 時代を創る表現者」が開催される。会期は10月23日〜2027年1月11日。
田舎への郷愁と都会の洗練を行き来しながら、江戸の面影や異国への憧れを織り込みつつ、同時代の風俗を描き出した夢二の作品は、雑誌や絵葉書、展覧会などを通して大衆に広く流布し、一世を風靡した。さらに、暮らしを彩る日用品のデザイン、子供のための本や雑誌の制作、流行歌「宵待草」の作詞、関東大震災を記録したスケッチや言葉など、その活動は分野を越え、同時代から後世に至るまで大きな影響を及ぼしている。
本展では、代表作《黒船屋》をはじめ、日本画、油彩画、スケッチ、多様なデザイン、スクラップブックなど、全国各地の夢二コレクションから作品を一堂に集め、その多岐にわたる仕事の全貌に迫る。「美術」という枠を超え、時代を捉え、流行を生み、人々に愛され続けた表現者・竹久夢二の姿をあらためて紹介する。
会期:2026年10月23日〜2027年1月11日
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし11月23日、1月11日は開館)、11月24日、年末年始(12月28日~1月1日)
料金:一般 2100円 / 大学生 1200円 / 高校生 700円 / 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。



















