10月に見たい展覧会ベスト21【3/5ページ】

開館60周年記念特別展3「ザ・ベスト・オブ・山種コレクションⅠ―横山大観、竹内栖鳳から上村松園、速水御舟へ―」(山種美術館)

 東京・広尾の山種美術館で、開館60周年を記念した特別展の第3弾「ザ・ベスト・オブ・山種コレクションⅠ―横山大観、竹内栖鳳から上村松園、速水御舟へ―」が開催される。会期は10月10日~12月6日。

 本展では、重要文化財に指定されている竹内栖鳳《班猫》と村上華岳《裸婦図》を筆頭に、上村松園《蛍》、川端龍子《鳴門》、土田麦僊《大原女》、福田平八郎《筍》をはじめ、コレクションのなかでも名品中の名品を厳選して展示する。また、同館の創設者である山崎種二が長年の夢であった美術館設立を決意した際、特別に購入を許されたという横山大観《心神》や小林古径《清姫》など、同館の歴史を物語る名画もあわせて鑑賞することができる。

会期:2026年10月10日~12月6日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00〜20:00) 
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は16:30まで 
休館日:月曜日(ただし10月12日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日
料金:一般 1500円 / 大学生・高校生 1200円 / 中学生以下無料(付添者の同伴が必要) / 障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は一般 1300円
※きもの・ゆかたでご来館のお客様は、一般料金より200円引き。

あざみ野コンテンポラリーvol.17「ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」(横浜市民ギャラリーあざみ野)

 横浜市民ギャラリーあざみ野で、「あざみ野コンテンポラリーvol.17」として企画展「ニュータウン、インターフェアレンス 都市とわたしたちの関係」が開催される。会期は10月10日〜11月3日。

中島晴矢《バーリ・トゥード in ニュータウン》(2014)

 本展は「都市」や「土地」のイメージをめぐり、人と場所との関係がどのように結ばれ、揺らいできたのかを多様な表現から検証する企画展だ。「乱入する」「なぞる」「連れる」といったキーワードとともに、7組のアーティストによる映像、インスタレーション、絵画、写真など約100点の作品を展示。あざみ野でのリサーチをもとに生まれた新作大型インスタレーションや、街を歩きながら描いた新作絵画など、多彩なアプローチが揃う。

 参加アーティストは石﨑朝子、川(Kawa)、谷山恭子、トランスフィールドスタジオ(山川陸+武田侑子)、中島晴矢、松田修、山口幸士ら。多様なメディアを通して、各地の都市空間やそこに潜む身体的・記憶的な痕跡をたどる。

会期:2026年10月10日〜11月3日
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
住所:神奈川県横浜市青葉区江田町298-1
開館時間:10:00〜18:00 
休館日:10月26日 
料金:一般 500円 / 学生・65歳以上 300円 / 中学生以下無料(10月24日、25日は開館記念日のため無料)

「松元悠 イメージのあなた」(黒部市美術館)

 富山県の黒部市美術館で「松元悠 イメージのあなた」展が開催される。会期は10月10日〜12月20日。

松元悠《イメージのあなた(野洲)》(2026)BFK紙にリトグラフ

 松元悠は、1993年京都府生まれ。たまたま見知ったニュースや法廷画家としての活動で出会った事件をもとに現地取材を行い、当事者を自身の姿に置き換えたリトグラフ作品を制作する。真実をめぐる理解が困難な他者の出来事との、オルタナティブな関係性を模索してきた作家であり、作品が発表された後に生まれる「後日談」にも注目している。

 本展は、初期から新作までのほぼ全作品を展示し、作品を通して立ち現れる、作家の視点の広がりを捉える展覧会となる。会場では、版画史におけるリトグラフの報道性をベースにしつつ、ニュースと受け手のあいだを揺らぐ画面構成をもつ作品を紹介。当事者の聞こえない声や見えないものへの想像力を促す試みとして、アルミ版や石版によるリトグラフ合計60点程度を展示する。

会期:2026年10月10日~12月20日
会場:黒部市美術館
住所:富山県黒部市堀切1035 黒部市総合公園内
電話番号:0765-52-5011 
開館時間:9:30~16:30 
休館日:月(ただし10月12日、11月23日は開館)、10月13日〜14日、11月4日、24日〜25日
料金:一般 800円 / 高校・大学生 600円 / 中学生以下 無料

開創700年記念 特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」(東京国立博物館)

 東京・上野の東京国立博物館で、特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」が開催される。会期は10月14日〜12月6日。

重要文化財 伝牧谿筆《龍虎図(左)》中国 南宋時代(1269)大徳寺蔵 後期展示:11/10~12/6

 本展は、京都・紫野にある大徳寺の開創700年の節目を記念するもの。塔頭や大徳寺派寺院を含む山内の寺宝を一堂に集め、その歴史と文化を紹介する。

 大徳寺は、1326年の開山以来、各時代を代表する名僧を輩出し、後醍醐天皇から「本朝無双の禅苑」と讃えられた巨刹とされる。会場では、宗峰妙超(大燈国師)の法灯を受け継いだ一休宗純、沢庵宗彭、江月宗玩ら禅僧の足跡を紹介。あわせて、織田信長や豊臣秀吉ら戦国武将の信仰が生んだ壮麗な障壁画、千利休をはじめとする茶人との関わりを示す寺宝なども展示する。

会期:2026年10月14日〜12月6日
会場:東京国立博物館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600 
開館時間:9:30〜17:00(金土、11月1日、2日、22日は〜20:00)※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月(ただし11月2日、23日、30日は開館)、11月24日 
料金:一般 2300円 / 大学生 1300円 / 高校生 900円