ホン・サンスのセザンヌ的眼差し、軽やかな更新。愛人キム・ミニを主役に据えた4作、ついに日本公開
1961年ソウル生まれの映画監督、ホン・サンス。96年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』以降、世界中で注目を集めるサンスの作品が今年相次いで日本で公開される。その作品の魅力とは?日本初公開の近作4本について、監督と主演女優に焦点を当ててレビューする。
1961年ソウル生まれの映画監督、ホン・サンス。96年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』以降、世界中で注目を集めるサンスの作品が今年相次いで日本で公開される。その作品の魅力とは?日本初公開の近作4本について、監督と主演女優に焦点を当ててレビューする。
巨大なポートレートを描くことで知られるアメリカを代表するスーパーリアリズムのアーティスト、チャック・クロース。2017年12月にニューヨーク・タイムズなどによって、複数の女性に対するセクシャル・ハラスメントを行っていたことが明らかにされ、大きな注目を集めた。この騒動に対し、美術館はどのような反応を示したのか? クロース作品を多く所蔵するウォーカー・アート・センターがとった行動を中心に考える。
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年4・5月号では、バウハウスや近代日本画史に新たな視座を提示する書籍など4冊を紹介した。
スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はNetflix(ネットフリックス)から、おすすめのアートムービー5本を紹介する。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。
カニエ・ウェストのクリエイティブ・ディレクターで、建築家、アーティスト、デザイナーなど多様な肩書きを持つヴァージル・アブロー。ジャンルを超えて複層的な活動を見せる彼を育んだ背景とはどのようなものか? ファッションブランド「writtenafterwards」を手がけ、展覧会のアートディレクションやファッション学校「coconogacco」の運営を行う山縣良和によるヴァージル・アブロー論。
美術館にデジタル技術を活用したソリューション提供を行う会社「Cuseum」が、ARを利用して、盗難された絵画を「仮想再現」するプロジェクトで注目を集めている。ARを取り入れることで広がる、美術鑑賞の新たな可能性とはいったいどんなものなのだろうか?
ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引基盤となっているブロックチェーン技術。この分散型ネットワークの活用が、いまアート業界でも大きな注目を集めている。アートマーケットに改革をもたらすと言われる「ブロックチェーン」。一体どのような利用法が検討されているのだろうか。
2018年のゴールデンウィークが幕を開けた。そこで、各地で開催されている大型展覧会の中から編集部が注目している15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第3弾は西日本編をお届けする。
いよいよ2018年のゴールデンウィークが幕を開けた。そこで旅行の計画に加えたい、各地で開催されている大型展覧会の中から編集部が注目する15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第2弾は東日本編をお届けする。
いよいよ2018年のゴールデンウィークまでもう少し。そこで旅行の計画に加えたくなるような、各地で開催されている大型展覧会から、編集部が注目する15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第1弾は首都圏編。
世界最古のシャンパーニュ・メゾン「ルイナール」が、今年のアーティスト・コラボレーションでタッグを組んだのは、「見えない男」のシリーズで、中国から世界へと評価を高めているリウ・ボーリン。シャンパーニュ・メゾンの現場に溶け込むことで、辿り着いた「ルイナール」の真価とは。
TwitterやFacebookをはじめ、多種多様なソーシャルメディアが存在する現代。アーティストとしてのバックグラウンドを持つチャールズ・ブロスコスキがスタートさせたソーシャルメディア「Are.na」がユーザー数を伸ばしている。「ソーシャルメディア嫌いのためのソーシャルメディア」と称される「Are.na」とはいったい何か?
近年アール・ブリュットで熱い注目を集める滋賀県には、陶芸、古美術などさまざまなジャンルのアートが揃い踏み。アート好き、旅好きにおすすめのスポット6ヶ所を紹介する。
現在、東京・上野の国立西洋美術館で開催中の「プラド美術館展」では、スペインの巨匠 ディエゴ・ベラスケスの作品が日本国内の展覧会では過去最多の7点展示されている。「黄金時代」のスペインで活躍したベラスケスが「画家の中の画家」と言われるまでになった背景とは? 本展の出品作から紐解いていく。
荒木経惟のこれまでの活動を振り返る「The Incomplete Araki: Sex, Life, and Death in the Works of Nobuyoshi Araki(未完成なアラーキー:荒木経惟の作品におけるセックス、生活、死)」が、ニューヨークの「ミュージアム・オブ・セックス」で開催されている。#MeTooムーブメントが高まるニューヨークで、荒木の作品はどのように受容されているのか? 現地メディアの反応を含めレポートする。
現在、東京・丸の内の三菱一号館美術館では、オディロン・ルドンの作品を「植物」をテーマに紹介する「ルドン―秘密の花園」展が開催されている。ルドンはなぜ長年にわたり植物を描き続けたのか? ルドンにとって「花」が意味するものとは? 本展の出品作とともにその謎を読み解いていく。
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年3月号では、セザンヌの風景画に地質学の観点から迫る作品論や、熊谷守一の生涯を綴った評伝など4冊を取り上げた。
ニューヨーク市クイーンズ地区にあったエアロゾル・ライティングの聖地「ファイブポインツ」。その解体にともなう作品の消去を巡り、アメリカ連邦地裁がビルのオーナーに対してアーティスト21人に総額675万ドル(約7億2300万円)の支払いを命じた。エアロゾル・ライティングに対する価値を連邦法が認めたこの判決に関して、アーティストの大山エンリコイサムが考察する。
『pink』『ヘルタースケルター』などで知られる漫画家・岡崎京子の『リバーズ・エッジ』が、『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』などを手がけてきた行定勲監督により実写映画化。2月16日より、TOHOシネマズ新宿ほかで全国ロードショーを開始した。主人公の女子高生・若草ハルナを二階堂ふみが演じる。
フランドル絵画に大きな影響を与えたピーテル・ブリューゲル1世と、その子孫たち。なぜブリューゲル一族は150年にわたって画家を輩出し続け、ひとつのブランドとなり得たのか? その秘密を、「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」展の出品作とともに紐解く。