
文化庁メディア芸術祭はどこに行くのか。メディア・アートとアニメーションの作家に聞くその意義とこれから
今年8月、次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。本稿ではメディア芸術祭の終了やその功績、そして今後について、メディア・アートとアニメーション、ふたつの部門で受賞歴がある作家の見解を踏まえつつ考える。

今年8月、次年度の作品募集を行わないことを発表した「文化庁メディア芸術祭」。本稿ではメディア芸術祭の終了やその功績、そして今後について、メディア・アートとアニメーション、ふたつの部門で受賞歴がある作家の見解を踏まえつつ考える。

今年6月以降、ヨーロッパ各国の有名美術館・博物館で、アート作品を標的とした環境活動家の抗議行動が相次いでいる。オーストラリア国立美術館でも11月8日、アンディ・ウォーホルの「キャンベル・スープ缶」シリーズが被害にあった。

11月9日にクリスティーズ・ニューヨークで行われた慈善家ポール・G・アレンのコレクションセールの第1部が、合計15億638万6000ドル(約2200億円)の売上高を記録。オークションに出品された個人コレクションとしては史上最高額となった。

東京大学山中俊治研究室が、山中俊治教授の退職に伴い、最終講義に代わる「最終展示」を行う。最終展示「未来の原画」展は、駒場リサーチキャンパスS棟にて、11月17日〜12月4日の会期で開催される。

サウジアラビアの首都・リヤドでアートフェスティバル「NOOR RIYADH 2022(ヌール・リヤド 2022)」が開幕した。発展著しいリヤド各所を舞台とするこの芸術祭。後編では砂漠や公園といった立地の、よりランドスケープを活かした作品を紹介するとともに、生まれたてのアートフェスティバルであるがゆえの課題や未来への展望について考察したい。

世界遺産として知られる京都の下鴨神社。ここを舞台に、ヴァン クリーフ&アーペルと華道家・片桐功敦がコラボレーションした展覧会「LIGHT OF FLOWERS 花と光」が開催中だ。会期は12月12日まで。

最古の能の演目「翁」をベースにした展覧会「とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう」が、「新宿歌舞伎町能舞台」で開催される。企画・キュレーションを務めるのは、アーティストの渡辺志桜里。会期は11月18日〜11月27日。

第10回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会を紹介。2022年10月号の「サンパウロ」は、独立200周年を迎えたブラジルの植民地時代からの歴史に起因する、諸問題に対する社会批判の数々を3つの展覧会から紹介する。

『謎解きはディナーのあとで』『夜は短し歩けよ乙女』などの装画などを手がけててきたイラストレーター・中村佑介。その活動20周年を記念する展覧会が、東京のGallery AaMoで始まった。会期は2023年1月9日まで。

戸田建設が進める「京橋一丁目東地区計画」。アーティゾン美術館を含むミュージアムタワー京橋の隣に2024年、芸術文化の新拠点「TODA BUILDING(TODAビル)」が竣工する。

青銅を素材とした鋳金(ちゅうきん)による作品を精力的に制作し続ける金属作家・畠山耕治の展覧会「畠山耕治―青銅を鋳る」が、12月11日まで東京・虎ノ門の菊池寛実記念 智美術館で開催されている。

サウジアラビアの首都・リヤドでアートフェスティバル「NOOR RIYADH 2022(ヌール・リヤド 2022)」が開幕した。発展著しいリヤド各所を舞台とするこの芸術祭の様子や、今後のサウジアラビアにおけるアートの展望についてレポートする。

ポケモンと工芸の真剣勝負が開く豊かな世界を紹介する展覧会が、金沢の国立工芸館で開催される。会期は2023年3月21日〜6月11日。

株式会社Cygamesによるゲーム内のモンスターアートに特化したオンラインアートコンテンツ「Cygames MONSTER CREATIONS」が公開中。公開期間は12月8日まで。

「日本のアートディレクション展 2022」が東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーとクリエイションギャラリーG8の2会場で開催中。会期は11月30日まで。

Chim↑Pom from Smappa!Groupのショッププロジェクト「金三昧・KANE-ZANMAI」が11月3日、東京・渋谷の渋谷PARCOに常設実店舗をオープンした。

第65回
雑誌『美術手帖』1970年2月号「発言する新人たち」特集より、座談会「〈もの〉がひらく新しい世界」を公開。今日「もの派」と呼ばれる彼らが作品や制作をどう捉えていたか、その思想をひもとく。

2022年9月25日のイタリア総選挙で、「イタリアの同胞(FDI)」を第一党とする右派連合が勝利した。10月21日、同国初の女性首相となったジョルジャ・メローニは、かつての独裁者ムッソリーニを支持したファシストの戦後運動をくむ極右。国際情勢およびイタリア文化への影響を、英・仏メディアを参考に経緯を追う。

環境活動家による名作への攻撃が止まらない。今度はイタリアの活動家らが、ローマのパラッツォ・ボナパルトで展示中のゴッホ《種をまく人》(1888)に野菜スープを投げつけるという事態を巻き起こした。

SBIアートオークションが代官山ヒルサイドフォーラムで「Modern And Contemporary Art」セールを10月28日と29日の2日にわたり開催した。歴代2位、約14.5億円という落札総額を記録した同セールを振り返る。