豊嶋康子が揺さぶり続ける「制度」。その実践を東京都現代美術館の「発生法──天地左右の裏表」で見る
東京・清澄白河の東京都現代美術館で、制度や価値観、約束事と対峙し続けてきた現代美術家・豊嶋康子(1967〜)の大規模個展「発生法──天地左右の裏表」が開幕した。会期は2024年3月10日まで。
東京・清澄白河の東京都現代美術館で、制度や価値観、約束事と対峙し続けてきた現代美術家・豊嶋康子(1967〜)の大規模個展「発生法──天地左右の裏表」が開幕した。会期は2024年3月10日まで。
ポップでカラフルな作風で、シンプルな線と色で描かれた様々なキャラクターによって知られているアメリカ人アーティスト、キース・ヘリング。その大規模個展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで始まった。会期は2024年2月25日まで。
東京・京橋のアーティゾン美術館で「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」展が開幕した。日本でも人気が高いマリー・ローランサンが、女性画家が生きづらかった時代を生き抜き、評価を確立した姿を辿ろうとするものだ。会期は2024年3月3日まで。
東京・日本橋の三井記念美術館で、年末年始の恒例となっている《雪松図屏風》の展示。この屏風ととともに同館コレクションの能面を見ることができる展覧会「国宝 雪松図と能面✕能の意匠」が開幕した。会期は2024年1月27日まで。
年の瀬を迎えたロンドンに、デイヴィッド・ホックニーによる巨大なクリスマスツリーが出現した。街中がイルミネーションで輝くなか、従来のもみの木を使った伝統的なものとともに、個性あふれるツリーもあちこちで見受けられる。それらをまとめて紹介する。
アートオークションをはじめ、美術品やワインといった⾼額品の流通にかかる事業を行う企業グループ・Shinwa Wise Holdings株式会社が自社ギャラリーで開催したイ・ギソンの個展。なぜ同社はイ・ギソンを選び、その価値を発信しようとしているのか。展覧会の様子をレポートするとともに、代表取締役・倉田陽一郎に話を聞いた。
日本美術に潜む様々な「癒し」の要素。それを寄せ集めた特別展「癒やしの日本美術 ―ほのぼの若冲・なごみの土牛―」が、東京・広尾の山種美術館で開催中だ。会期は2024年2月4日まで。
虎ノ門のTOKYO NODE GALLERYで「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」がスタートした。蜷川実花、宮田裕章、Enzoらで結成されたクリエイティブチーム「EiM(エイム)」による没入型インスタレーションが展開されている。
印象派の画家たちが紙の上に描いた作品だけを集めた「インプレッショニスツ・オン・ペーパー」が、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開幕した。日頃の展覧会では目玉として扱われることが多いキャンバス上の油彩画は一点もなく、パステル画や水彩画などおよそ80点を集めたエキシビションだ。ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホなど印象派、後期印象派として歴史に名を残す錚々たる画家たちが手がけた紙上の作品が一堂に介するまたとない機会となっている。会期は2024年3月10日まで。
東京都現代美術館で「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」がスタート。第19回目の開催となる本展では、「アナログ(創造)」と「デジタル(生成)」の二項対立的な関係性を見直し、そのはざまだからこそ生み出される効果に着目するものとなる。会期は2024年3月3日まで。
様々な場所でツアー形式の作品を発表してきた現代アーティスト、梅田哲也。東京・神宮前のワタリウム美術館の建築にフォーカスし、ひとつのパフォーマンス公演のように構成した展覧会「wait this is my favorite part / 待ってここ好きなとこなんだ」が始まった。会期は2024年1月28日まで。
京都の観光名所である平安神宮。ここで、クリエイティブカンパニーNAKED, INC.(ネイキッド)が手がける、新たなかたちの夜間参拝「NAKEDヨルモウデ 2023 平安神宮」が12月1日よりスタートした。
様々な展覧会で見る機会が多い「浮世絵」。そのマニアックな見方を紹介する展覧会「深掘り! 浮世絵の見方」が、太田記念美術館で始まった。会期は12月24日まで。
アートセンターとして様々な可能性を開く試みを実践するBUGで、「バグスクール:うごかしてみる!」が2024年1月14日まで開催されている。作品鑑賞のみならず、ワークショップやラーニングスペースでの体験を通じて、作家や作品への理解を深めることができる新たな試みだ。
10月18日・19日、ウズベキスタンの首都タシケントにおいて「ウズベキスタンの建築遺産の研究と保存プロジェクト」のための第1回カンファレンスが開催された。あわせて実施されたトレイルツアーの様子をメインに、タシケントの建築や保存の取り組みについて紹介する。
20世紀でもっとも謎めいたアーティストのひとり、ジェイムズ・リー・バイヤーズの精神性を回顧する展覧会が、ミラノのピレリ・ハンガービコッカで来年2月18日まで開催されている。作家と旧知のキュレーターが、米粒大の彫刻作品から20メートルを超える巨塔までを展観し、その物質性と非物質性を検証する。
21_21 DESIGN SIGHTで企画展「もじ イメージ Graphic 展」がスタート。近代のグラフィックデザインを振り返るとともに、主にDTP(Desktop Publishing)が主流となった1990年代以降のデザインを紐解いていくものとなっている。会期は2024年3月10日まで。
シンプルなフォルムのなかに深い精神性を表す作品で知られている現代アーティスト、アニッシュ・カプーアの個展「アニッシュ・カプーア_奪われた自由への眼差し_監視社会の未来」がスタート。その様子をレポートする。
1000年以上続く織物の産地、山梨県富士吉田市。ここを舞台としたテキスタイルと芸術が融合する国内唯一の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2023 (フジテキスタイルウィーク)」が開幕した。会期は12月17日まで。
日本科学未来館の常設展が7年ぶりにリニューアル。「地球環境」「ロボット」「老い」の3つのテーマから4つの展示が新たに公開された。これらは2021年に同館で発表された中長期ビジョン「Miraikan ビジョン 2030」に基づくもので、一人ひとりが未来を「自分ごと」として考えるきっかけを創出することを目的したものだ。