「リサ・ラーソンのゆくえ」と題された第3部では、「リサの筆立て」に見られるリユースの発想を手がかりに、サステナブルな陶器の在り方について考える展示が展開されている。リサの拠点であったスウェーデンは、環境問題への意識が高い国として知られており、リサ自身も、破損して商品として販売できなくなった作品を別のかたちで活かすなど、日常的に工夫を重ねてきたことがうかがえる。ここで示される考え方は、鑑賞者それぞれの暮らしに引き寄せて考えるきっかけを与えてくれる。


さらに、今年9月18日には、リサのドキュメンタリー映画の上映も予定されており、こちらも見逃せない要素のひとつだ。会場内では複数のモニターで映画の一部が上映されており、制作風景や何気ない日常の様子から、リサの人となりが垣間見える。
リサ・ラーソンがこの世を去ってから、まもなく2年が経とうとしている。本展で紹介される制作過程や、体験型のワークショップの数々は、リサが生涯を通して伝えてきた「つくることの喜び」を、これからの時代へ手渡しているように感じられた。



















