第1章「テーブルウェア 1940-1980」では、リンドベリの手がけた代表的なテーブルウェアを紹介。
リンドベリは当初、ほかのデザイナーたちが手がけたテーブルウェアのモデルに装飾を施す仕事をしていたが、1937年にグスタフスベリ磁器工房に入社、自身が初めてデザインを手がけたティーセットが41年に製品化される。49年には同工房のアートディレクターに就任し、デザイナーとしての地位を確立。59年からの直線的な形状の「LL」モデルや、60年に発表されたリーフ模様「ベルサ」などは、いまも愛されるリンドベリの代表的な作品となった。

70年代に入ると大胆な花柄のデザインの流行に合わせ、赤と青の「アスター」や「リビエラ」といった装飾もデザイン。73年に登場した、白樺の感皮を思わせる淡いグレーの釉薬に濃いストライプが特徴的な耐熱性器「ストーンウェア」もキャリアを象徴するものとなった。





















