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「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」(日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール)開幕レポート。長く愛されるデザインから豊かな造形の陶芸まで多彩な表現が一堂に【4/4ページ】

 第5章「フィギュリン(人物と動物)」と第6・7章「ユニークなたく器/ストーンウェアの彫像」では、動物や人物などをモチーフとした作品を展示することで、リンドベリの彫刻家としての顔が紹介されている。

展示風景より、リンドベリによる彫刻

 第8章「テキスタイル」では、40年代から70年代にかけてリンドベリが手がけたテキスタイルを紹介。とくに「エデンの庭」はリンドベリを代表するデザインといえる。

展示風景より、テキスタイル。左から2番目が「エデンの庭」

 第9章「スティグ・リンドベリと日本」では、リンドベリと日本との関係性を感じさせる作品を紹介。そして最後となる第10章「子どものためのデザイン」では、リンドベリがデザインした子供用の食器セットや児童書の挿絵、貯金箱などを紹介している。

展示風景より、リンドベリが子供のために手がけたデザイン

 誰もがそのデザインを見たことはあるが、その多彩な活動について深く知る人は少ないスティグ・リンドベリ。その活動を総合的に振り返ることができる展覧会となっている。