第4章「物質と物体」
今回の展覧会タイトルは、1968年にニューヨーク近代美術館でE.C.グーセンが企画した「アート・オブ・ザ・リアル:USA 1948-1968」から取られている。このセクションでは、かつての「アート・オブ・ザ・リアル」出品作家から、カール・アンドレ、ドナルド・ジャッド、ロバート・モリス、フランク・ステラの4作家を展示。
それらとともに、具体美術協会(具体)の作家である白髪一雄や白髪富士子、吉原治良らから、現代の作家として2万7225本の画鋲を使った冨井大裕の《ゴールドフィンガー》(2011)までが並び、剥き出しの現実である素材そのものを作品化するアーティストたちの多様な表現が揃う。





















