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冨井大裕

Motohiro Tomii

 冨井大裕は1973年新潟県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。活動初期の石膏による小さな人型の作品を経て、スーパーボール、クリップ、鉛筆、ハンマーなど、多種多様な既製品を用いて立体作品を構築する作品スタイルへと移行。並べる、重ねる、束ねる、折り曲げるといったシンプルな手法によって、既製品を本来の意味や機能から解放し、彫刻の新たなあり方を探求し続けている。これまで参加した主な展覧会に第1回所沢ビエンナーレ美術展 −引込線−(西武鉄道旧所沢車両工場、2009)、「再考現学/Re-Modernologio phase2:観察術と記譜法」(国際芸術センター青森、2011)、「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」(東京都現代美術館、2011年)、「水と土の芸術祭2012」(新潟)など。現在、武蔵野美術大学准教授。