2章「北斎と関わるプロデューサーズ」では、北斎の作品制作を取り巻く当時の板元たちを紹介。例えば、京都の書物問屋で、江戸に進出し日本橋に店を構えた「鶴屋喜右衛門」や、蔦屋重三郎のライバルであり、北斎の代表作である「冨嶽三十六景」などといった風景画シリーズを出版した「西村屋与八」、北斎の代表作である絵手本『北斎漫画』を出版した「永楽屋東四郎」「角丸屋甚助」、北斎晩年の錦絵シリーズ「百人一首うばかゑとき」を出版した「伊勢屋三次郎」、そして幕末を代表する版元であり、北斎の「千絵の海」「琉球八景」シリーズなどを手がけた「森屋治兵衛」といった6名の板元とその功績、そして関連する作品が展示されている。



