NEWS / REPORT「異端の奇才―ビアズリー」(三菱一号館美術館)開幕レポート。25年の生涯で1000点以上の作品を残した才を見る【6/7ページ】2025.2.15 最初から読む ブックマークsave第5章 制作の裏側 本章では、ビアズリーが最盛期に手に入れ、ワイルド騒動の余波で困窮して手放した机を展示。また背景は、『さかしま』の主人公の自宅を模したというオレンジ色の仕事部屋の壁さながらの色となっており、ごく一部ではあるが、ロンドンの自邸における制作環境が再現された。展示風景より、ビアズリーが使っていた机 あわせて注目したいのが、『リューシストラテー』(1896)収録の優品だ。これは、ビアズリーが生活費を稼ぐために手軽な収入源として手がけ、寿命がつきる間際になって処分することを望んだ「卑猥な絵」。なおこの部屋は18歳未満立入禁止となっている。次のページ第6章 成熟に向けて前のページへ1…34567次のページへ編集部