東京・立川のPLAY! MUSEUMで、「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」がスタートした。会期は4月6日まで。キュレーションは林綾野。
堀内誠一(1932〜87)は、デザイナー、アートディレクター、絵本作家。『anan』や『BRUTUS』『POPEYE』など雑誌のロゴマーク、また『anan』においては創刊時のコンセプトづくりやアートディレクションを手がけ、ヴィジュアル雑誌の⻩金時代を築いた人物だ。58年以降は、初の絵本『くろうまブランキー』 の刊行を皮切りに、70冊を超える絵本を手がけ、挿絵も数多く描いた。73年から81年にかけて家族とともにパリ近郊に移住し、ヨーロッパを中心に世界を巡り、旅行記やガイド本を出版。また著書に『父の時代 私の時代』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110 人のイラストレーター』(福音館書店)などがあり、著述家・絵本批評家としても活動した。
本展は、「FASHION」「FANTASY」「FUTURE」といった3つのテーマで構成され、セクションごとに、有山達也、設計事務所ima、三宅瑠人・岡崎由佳の各組が展示空間をデザインを担当。3つの個性的な堀内誠一展を同時に体験することができるものとなっている。