「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」(PLAY! MUSEUM)開幕レポート【2/3ページ】

 まず「FASHION」のセクションでは、堀内が創刊から49号までアートディレクションを担当した『anan』がずらりと並ぶ。ファッションに加えて、食や旅行、音楽、アートなど様々なカルチャーシーンを鮮やかかつ自由にレイアウトした誌面は、当時「革命的」であったという。会場の壁面には当時のトレンドを伝える誌面が拡大展示されているため、内容も要チェックだ。

展示風景より、「FASHION」
展示風景より、「FASHION」

 「FANTASY」セクションでは、堀内が手がけてきた絵本のなかから『てがみのえほん』や『くろうまブランキー』『オズの魔法使い』など、9つの作品をピックアップして紹介している。原画の展示はもちろんのこと、設計事務所imaによる螺旋構造の空間設計が、鑑賞者を堀内が描いた絵本の世界観へと誘う。あたかもこびとになって本のなかに入っていくようなこの体験は、子供のみならず大人も楽しめる演出だろう。

展示風景より、「FANTASY」
展示風景より、「FANTASY」
展示風景より、「FANTASY」

編集部

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