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「ペインティングス・アー・ポップスターズ」(国立新美術館)開幕レポート。荒川ナッシュ医による国内初の美術館個展【2/3ページ】

 会場では様々な場所から音が聞こえてくるが、「絵画と音楽」のフィールドでは本展のために松任谷由実が書き下ろしたという新曲「小鳥曜日」がアンリ・マティスが展示される空間で流れている。ほかにも、ニューヨークの友人のミュージシャンらの協力で、会場にはポップ・ミュージック、近代絵画、現代美術を横断するような4つのインスタレーション空間が生み出されている。

「絵画と音楽」展示風景より。長年アンリ・マティスからインスピレーションを受けてきたという松任谷由実が、マティスを想って新曲を制作した
「絵画と音楽」展示風景より

 《メガどうぞご⾃由にお描きください》と同様に、「絵画と教育」のフィールドでも参加者が机に向かって自由に絵を描くことができるという。また、会期中にたびたび開催が予定されている荒川ナッシュによる会場ツアーでは、南川史門《4つの4つの絵画》を新たな視点から鑑賞する試みも実践されるようだ。

「絵画と教育」展示風景より
「絵画と教育」展示風景より、南川史門《4つの4つの絵画》(2024)と台車を用いて鑑賞する荒川ナッシュ

編集部

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