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「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」(東京ステーションギャラリー)開幕レポート【2/4ページ】

デザイナー、そして起業へ

 3階と2階に分かれる会場では、コンランの功績を8つのセクションに分けて紹介。最初の展示室では、戦後不況のなかにあったイギリスでデザイナーとして身を立てた若きコンランの取り組みや、コンラン・ファブリックス、コンラン・ファニチャーなど起業の道にも歩みを進めた姿を様々な製品や周縁人物によるインタビュー映像から紹介している。

展示風景より、食器製造会社ミッドウィンター社がコンランに依頼して制作した「チェッカーズ」シリーズ。若きコンランは食器やテキスタイルのデザインで注目を浴びはじめた
展示風景より、1章「デザイナー、コンランのはじまり」

 やがて、1956年にインテリアやグラフィックまで手がけるコンラン・デザイン・グループを設立したコンランは、デザイナーのみならず「テイストメーカー」としての側面を際立たせることとなる。64年にはライフスタイルの提案をテーマに小売店「ハビタ(habitat)」を立ち上げ、ハビタが国際的に成功した73年には「ザ・コンランショップ」をオープン。独自の生活環境を提案するこのスタイルは世界のデザイン市場に大きな影響を与えたという。

展示風景より、2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」。これは60年代のハビタで実際に販売されていた製品
展示風景より、2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」。ハビタのカタログ
展示風景より、2章「起業の志──ハビタとザ・コンランショップ」

編集部

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