第1章では、松谷が具体美術協会で飛躍する前の作品が展示。14歳で結核にかかり、22歳まで8年にわたる闘病を経験した松谷は、この間日本画を学んだ。その成果とも言える岩絵具を使った平面がここには並ぶ。

第2章で紹介されるのは、具体時期の初期作品だ。63年、松谷はグタイピナコテカで新素材となるビニール系接着剤(ボンド)を駆使した作品をまとめて発表した。ボンドにストローによって息を吹き込むことで、官能性や生命性を持つフォルムが生み出されている。細胞を思わせる有機的なモチーフが強い存在感を示す。



第1章では、松谷が具体美術協会で飛躍する前の作品が展示。14歳で結核にかかり、22歳まで8年にわたる闘病を経験した松谷は、この間日本画を学んだ。その成果とも言える岩絵具を使った平面がここには並ぶ。

第2章で紹介されるのは、具体時期の初期作品だ。63年、松谷はグタイピナコテカで新素材となるビニール系接着剤(ボンド)を駆使した作品をまとめて発表した。ボンドにストローによって息を吹き込むことで、官能性や生命性を持つフォルムが生み出されている。細胞を思わせる有機的なモチーフが強い存在感を示す。







