2019.4.1

国内最大級の学生向けアートアワード「CAF 賞」が作品募集をスタート! 大賞は100万円と個展開催のチャンス

アートコレクターとしても知られる、株式会社 ZOZO 代表取締役社長の前澤友作。その前澤が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF 賞」の作品募集を本日スタートした。応募締め切りは2019年5月31日(金)。

「CAF賞2018」の受賞者と審査員 撮影=西田香織
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 「CAF賞」とは、日本全国の高校・大学・大学院・専門学校の学生、および海外の教育機関に在籍する日本国籍の学生の作品を対象とする、学生の創作活動の支援と日本の現代芸術の振興を目的とした、国内最大級の学生対象アートアワードのこと。

 2014年より毎年行われ、増田将大、ジダーノワ・アリーナ、表良樹、木村翔馬、根本祐杜らがこれまで最優秀賞を受賞。また、2017年最優秀賞の木村翔馬は昨年、財団主催で都内にて副賞の個展も開催した。多くの若手アーティストの活躍のきっかけとなる場を提供してきたこのアワードが4月1日(月)、今年の作品募集をスタートした。

「CAF賞2018」の展示風景 撮影=西田香織

 最優秀賞1名には賞金100万円に加え、副賞として個展開催の機会を提供。さらに審査員賞3名には各30万円が賞金として授与される。また、この他入選を含むいずれかの者には海外渡航費用として50万円が授与される。

 審査員を務めるのは前年に続き、白石正美(SCAI THE BATHHOUSE代表)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、齋藤精一(Rhizomatiks代表取締役社長)の3名。書類審査、実作審査、最終審査を経て選ばれた受賞・入選作品は入選作品展で公開後、受賞作品が発表される。

書類審査の様子。左から齋藤精一、白石正美、藪前知子 撮影=西田香織

 絵画から彫刻、インスタレーションなど、作品形式やテーマ、サイズは自由。さらに出品無料、作品輸送料無料(一部地域要相談)というのも魅力のこのアワード。

 応募締め切りは5月31日(金)。このアワードを次の活動へとつなげるチャンスにしてほしい。

「CAF賞2018」の展示風景 撮影=木奥惠三