大賞は100万円と個展開催のチャンス。「CAF賞」が4月より作品募集を開始

株式会社ZOZOの前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団が、学生を対象としたアワード「CAF賞2019」の作品募集を4月1日にスタート。最優秀賞1名には100万円と個展開催の機会が与えられるほか、審査員賞3名には30万円、入選・入賞の中から1名に海外渡航費として50万円が授与される。

「CAF賞2018」の審査の様子 撮影=西田香織

 現代芸術振興財団が主催する「CAF賞」は、日本全国の高校・大学・大学院・専門学校の学生、および海外教育機関在籍の日本国籍を持つ学生を対象としたアワードだ。学生の創作活動のサポートと、日本の現代芸術の振興を目的に、2014年より毎年実施され、ファイナリストの展示「CAF展」とあわせ、多くの若手アーティストの活躍のきっかけとなる場を提供してきた。

 第6回も作品サイズ・形式・ジャンルともに自由で、1人1点まで応募可能。最優秀賞1名には賞金100万円と、副賞として個展開催の機会が提供されるほか、審査員賞3名には賞金として各30万円が与えられる。また、入選者を含むいずれかの受賞・入選者には、海外渡航費として50万円が授与される。

「CAF賞2018」の展示風景 撮影=木奥惠三

 今回審査員を務めるのは前年に続き白石正美(SCAI THE BATHHOUSE代表)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、齋藤精一(Rhizomatiks代表取締役社長)の3名。受賞・入選作品は入選作品展で公開され、受賞作品が発表される。

 応募締切は2019年5月31日で、書類審査、実作審査を経て、最終審査・講評会・表彰式が行われる。入選作品展の「CAF展」は10月1日〜6日に、東京の代官山ヒルサイドフォーラムで開催される予定だ。

 19年3月に卒業する学生も応募が可能。また出品料や作品輸送費もかからないこのアワード。応募資格を持つ学生は、4月の応募スタートに向けいまから準備を始めてはいかがだろうか。

編集部

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