現代美術のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」が開催。東福寺で展覧会「AFK Resonance Exhibition」も【3/3ページ】

 「AFK Resonance Exhibition」はAFKの取り組みを発展させ、過去の出品作家から本展の趣旨に共鳴する5組を選出する展覧会。こちらは臨済宗大本山・東福寺が会場となり、ディレクター・アドバイザリーボードのアーティストと、セレクテッドアーティスト5名が新作・代表作を展示する。

2025年の東福寺での展示風景より、手前は椿昇《The drifting of the shipwreck "Modernism."》。奥の平面はオサム・ジェームス・中川の作品群

 本展タイトル「Resonance(共鳴)」には、第一線で活躍するアーティストたちと、東福寺が持つ悠久の空間性、その双方が響きあう展示を目指す意図が込められている。会場は、前回同様に方丈を中心としつつ、東福寺を象徴する複数のエリアへと拡張。東福寺本坊庭園、通天橋および周辺庭園、堂本印象の蒼龍図が天井を飾る本堂前と現代美術のコラボレーションが見どころとなる。

 出展アーティストはディレクター・アドバイザリーボードが以下。池田光弘、薄久保香、大庭大介、大巻伸嗣、オサム・ジェームス・中川、加藤泉、鬼頭健吾、鷹野隆大、田村友一郎、津田道子、椿昇、津田道子、名和晃平、ミヤケマイ、ヤノベケンジ、Yotta、ロバート・プラット。そしてセレクテッドアーティストとして木田陽子、黒川岳、広瀬菜々&永谷一馬、米村優人、リュ・ジェユンの5組が参加する。

編集部