今年9月2日〜5日に韓国・ソウルのCOEXで開催を予定しているフリーズの新たなアートフェア「フリーズ・ソウル」。その詳細が発表された。
フリーズ・ソウルは、フリーズのアジアにおける初の試みであり、ロンドンのフリーズ・ロンドンとフリーズ・マスターズ、ニューヨーク、ロサンゼルスに続く5番目のフェアとなる。第1回目には、アジアを中心に世界20ヶ国から110以上のギャラリーが参加。韓国ギャラリー協会が主催するアートフェアKIAFや、ソウル市内のギャラリー、美術館、アーティスト主導の様々な展覧会やイベントを含むフリーズ・ウィークも同時に開催される。
フェアのメイン・セクターである「リーディング・ギャラリー」では、世界各国から90のギャラリーを紹介。昨年ソウルに新たな拠点を開設したタデウス・ロパックやグラッドストーン・ギャラリーなどの主要ギャラリーに加え、日本からはANOMALY、タカ・イシイギャラリー、小山登美夫ギャラリー、MAHO KUBOTA GALLERY、MISAKO & ROSEN、TARO NASU、Take Ninagawaも名を連ねる。
オールドマスターから20世紀後半までの作品を紹介する「フリーズ・マスターズ」セクターでは、東京画廊 + BTAPやアクセル・フェルフォールドなど18のギャラリーが出展する。2010年以降にオープンしたアジアのギャラリーを紹介する「フォーカス・アジア」セクターでは、10組のアーティストの個展を開催。京都、東京、リスボンに拠点を置く現代美術 艸居は三島喜美代、東京のPARCELは森靖を紹介予定となっている。
フリーズ・ソウルのディレクターを務めるパトリック・リーは声明文で次のようなコメントを寄せている。「アジアで初めての当フェアに参加するギャラリーの皆さんと一緒に仕事ができるのは、本当にエキサイティングなことだ。フリーズ・ソウルへの強い期待感が感じられ、この9月にこの街のクリエイティブライフを祝うため、皆さんをお迎えすることを本当に楽しみにしている」。