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アメリカの老舗ギャラリー、グラッドストーンがソウルに新スペースをオープンへ

ニューヨークとブリュッセルにスペースを持つグラッドストーン・ギャラリーが、ソウルの江南(カンナム)地区に新たなスペースをオープンすることがわかった。

ソウル・江南(カンナム)地区 Photo by matthaeus on Unsplash

 現在、アジアでもっとも注目されているアートハブのひとつである韓国・ソウルに、新たに国際的なギャラリーが誕生する。

 ニューヨークとブリュッセルにスペースを持ち、ロサンゼルスにもオフィスを構えるグラッドストーン・ギャラリーが、ソウルの江南(カンナム)地区に新たなスペースをオープンすることが、ARTnewsによって報じられた。オープン日は未定。

 1980年にアメリカの元美術史教師であるバーバラ・グラッドストーンがニューヨーク・マンハッタンに創設した同ギャラリーは現在、マシュー・バーニーやアレックス・カッツ、ジョアン・ジョナス、サラ・ルーカス、フィリップ・パレーノ、エリザベス・ペイトンなど、約72のアーティストとアーティスト財団を取り扱っている。

 グラッドストーンは声明文で、「グラッドストーンが正式にアジアへの進出をスタートするというニュースをお伝えできることを大変嬉しく思う。当ギャラリーには、2005年にサムスン美術館リウムで開催されたマシュー・バーニーの重要な展覧会をはじめ、韓国のもっとも権威ある施設でアーティストの展示を行ってきた長い歴史がある」と述べている。

 ソウルでは今年4月、ドイツのケーニッヒ・ギャラリーは江南地区に新しい展示スペースをオープン。また、メガギャラリーのタデウス・ロパックは今年10月に漢南洞(ハンナムドン)地区に新しいスペースをオープン予定で、イギリスを代表するアートフェア「フリーズ」も来年9月にソウルで新たなアートフェアを開催することを発表している。

 ソウルには、今年5月にそのスペースを拡張したペースをはじめ、ペロタン、リーマン・モーピンなどの国際的なギャラリーも拠点を持っている。ニューヨークの老舗ギャラリーが加わることによって、韓国のアートマーケットの成長がより加速しそうだ。

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