2026年度「国際交流基金賞」に福武總一郎、SANAAら。アートと建築を通じた国際交流を評価

国際交流基金が、2026年度「国際交流基金賞」の受賞者を発表した。福武財団名誉理事長の福武總一郎、妹島和世と西沢立衛による建築設計事務所SANAA、ドイツのユディツィウム出版社の3者が選出された。授賞式は10月21日に開催される。

ベネッセハウス

 国際交流基金が、2026年度「国際交流基金賞」の受賞者を発表した。第53回となる今回は、国内外から寄せられた86件の推薦をもとに有識者による審査が行われ、福武總一郎、SANAA、ユディツィウム出版社の3者が選ばれた。授賞式は10月21日に開催される。

 国際交流基金賞は、国際交流基金設立翌年の1973年に創設。学術や芸術などの文化活動を通じ、日本と海外の相互理解や国際友好親善の促進に顕著な貢献を果たし、今後も活動が期待される個人・団体を顕彰してきた。

「ベネッセアートサイト直島」を牽引

 福武財団名誉理事長の福武總一郎は、1992年のベネッセハウス ミュージアム開設以降、直島をはじめ豊島や犬島など瀬戸内海の島々で、美術館やアートプロジェクトからなる「ベネッセアートサイト直島」を牽引。2010年に始まった瀬戸内国際芸術祭では総合プロデューサーを務め、2025年までの6回を成功に導いてきた。人口減少や高齢化が進む地域に現代美術を介して新たな交流を生み出した活動は、海外からも高く評価されている。

福武總一郎

 また1995年のヴェネチア・ビエンナーレで始まった「ベネッセ賞」を通じて国際的に活動するアーティストを支援し、2009年からは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の総合プロデューサーも担当。2004年には個人資産を拠出して福武財団の前身となる直島福武美術館財団を設立するなど、文化芸術による地域振興を持続させる基盤づくりにも取り組んできた。