ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館の新ディレクターに、メリッサ・チウが就任することが発表された。就任は9月1日付となる。
チウは2014年からワシントンD.C.のスミソニアン協会ハーシュホーン美術館・彫刻庭園の館長を務めている。在任中には資金調達額を75パーセント増加させ、来館者数を3年で倍増させるなど、同館の発展を牽引してきた。また、サイトスペシフィックなコミッションやテクノロジーを活用したプログラムの導入を進め、21世紀型美術館への転換を推進したことでも知られる。
そのキャリア初期にはアジア・ソサエティに約13年間在籍し、グローバル・アート・プログラムの統括や美術館部門のディレクターを歴任。ナム・ジュン・パイクやオノ・ヨーコ、森万里子、楊福東らの作品を含む現代美術コレクションの形成や、中国やイランの近現代美術に関する展覧会の企画など、アジア美術の国際的紹介に大きく貢献してきた。こうした背景から、アジアと欧米を横断する視点を持つ美術館リーダーとしても注目されている。
今回の発表は、グッゲンハイム財団ディレクター兼CEOのマリエット・ウェスターマンによるもので、チウはニューヨーク館の芸術的方向性の策定と運営全般を担うという。ウェスターマンは「メリッサ・チウを次期ディレクターとして迎えられることを大変うれしく思う。彼女は国際的かつ地域的な視点を併せ持ち、機関の変革を実現してきた実績を持つ」と述べ、今後の協働に期待を示した。
チウは就任にあたり、以下のようにコメントしている。「1959年以来、文化形成に重要な役割を果たしてきたグッゲンハイム美術館のディレクターに任命されたことを光栄に思う。今後も多くの来館者にとって、学びと喜びの場であり続けることを目指したい」。





















