国立民族学博物館がシルクロード考古遺物の日本初公開に向けたクラウドファンディングを実施中。返礼に森薫との限定コラボグッズも【2/2ページ】

 この「木彫板」は、これまでルーブル美術館や大英博物館で展示されたことはあるが、高額な輸送費が壁となり、日本人研究者が発掘に関わったにも関わらず、まだ一度も来日したことがない。国立民族学博物館は特別展「シルクロードの商人(あきんど)語りーサマルカンドの遺跡とユーラシア交流―」(2026年3月26日〜6月2日)を企画しており、この「木彫板」の展示を目指しているが、昨今の国際情勢や燃料費の高騰により、輸送費は当初の想定を大きく上回る見込みとなっている。そこで、出土資料を日本まで持ってくるための輸送費に充てるため、クラウドファンディングが開始された。

 支援プランは5000円〜50万円(+システム利用料)と様々で、 返礼品には同館オリジナルグッズや、『エマ』『乙嫁語り』などで知られる漫画家・森薫が書き下ろしたオリジナルキャラクターグッズ、ウズベキスタンの名産品、現地見学会などが用意されている。