テート・モダンが「ユニクロ テート プレイ」(UNIQLO Tate Play)の2つの新しいプロジェクトを発表した。イースターのスクールホリデー期間中(3月30日〜4月14日)、オノ・ヨーコの参加型作品が登場する。また夏には、オスカー・ムリーリョによる新しいインスタレーションが公開されるという。
ユニクロ テートプレイは、ユニクロがテートモダンをサポートするプログラムで、来館者に無料でアクティビティを提供するもの。2021年の開始以来、草間彌生や荒川医などによる大規模なプロジェクトを行っており、これまで41万5000人以上が参加したという。ユニクロとテートのパートナーシップは2016年にテート・モダンで開催されたイベントシリーズ「UNIQLO Tate Lates」から始まり、21年には3年間のグローバルパートナーシップを締結。このパートナーシップは29年まで延長されている。
同館では今年2月15日〜9月1日の会期で「YOKO ONO: MUSIC OF THE MIND」を開催。インストラクション作品や楽譜、インスタレーション、映像、音楽、写真など、200点を超える作品が一堂に並ぶ予定だ。
テートでラーニング・ディレクターを務めるマーク・ミラーは今回のプログラムについて、「世界的に有名なアーティストに大規模な参加型プロジェクトを依頼するという、このプログラムのユニークな役割を示すもの」とコメント。またファーストリテイリングの柳井浩二グループ上席執行役員は次のようなメッセージを寄せている。「テートとのパートナーシップを拡大できることを光栄に思う。私たちのグローバルなパートナーシップは、ユニクロのライフウェアの基本である "Made for All"の理念と、アートを身近に感じていただくためのテートとの活動という共通の理念に基づいている。ユニクロのテート・プレイ・プログラムに、多くのご家族が参加してくださることを大変嬉しく思っている。今後もパートナーシップを継続し、すべての人にアートの体験と喜びをお届けできることを楽しみにしている」。