株式会社ポーラ・オルビスホールディングスで化粧文化に関する研究活動を行うポーラ文化研究所が東京都港区南青山のポーラ青山ビルディングに移転し、「化粧文化ギャラリー」を新たに開設する（オープン日：5月16日）。
ポーラ文化研究所は1976年設立。化粧文化の学術的な探求を目的に、化粧文化に関わる資料の収集保存・調査研究・公開普及に取り組んできた。
新設された「化粧文化ギャラリー」は、「美容・化粧・よそおい」の観点から蓄積してきたコレクションと研究知見を「Art」と「Books」の2エリアで紹介。Artコーナーでは、化粧道具や装身具、浮世絵、ファッションプレートなどを展示し、Booksコーナーではテーマから連想を広げた切り口で、おすすめ書籍を掲示する。
オープニング企画は「はじまりの美学」。5月16日から8月30日までの第1期は「化粧文化研究のはじまり」をテーマに、当研究所の創設期に収集した婚礼化粧道具や浮世絵などを展示する予定だ。
なおギャラリーの開室は週2日で、木曜日はギャラリートークやワークショップ、レファレンスなど予約制プログラムを実施し、金曜日は予約不要のフリー開室日として利用可能となる。
これ先駆け、4月16日には公式サイト内に「デジタルミュージアム」も公開。40年以上にわたって企画開催してきた展覧会をデジタル上で再現し、約 1000点の所蔵品や絵画資料などを見ることができるこちらもあわせてチェックしてほしい。
