札幌国際芸術祭2024、テーマは「LAST SNOW」に

2023年度冬季に開催される次回の「札幌国際芸術祭」(Sapporo International Art Festival、略称SIAF)。そのテーマが発表された。

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 2014年の初回より、3年に1度開催されてきた「札幌国際芸術祭」(Sapporo International Art Festival、略称SIAF)。その次回テーマが発表された。

 札幌国際芸術祭2024のテーマは「LAST SNOW」。ディレクターを務める小川秀明は、次のようなメッセージを寄せている。

2020年以降の世界的なパンデミック、ウクライナとロシアの紛争など、私たちは、絶え間ない危機の中で生きています。加速するテクノロジーの発展と、それによって急速に変容する社会。そしいて、地球規模の気候変動の影響は、私たちの生活をゆっくりと、しかし確実に変化させています。札幌では当たり前のように存在してるはずの「雪」の意味や、雪が作り出す風景も、21世紀末には現在に異なるものになると予想されています。
この芸術祭では、そのような未来の地球、社会、コミュニティー、生活のための変革と創造に焦点を当てます。(プレスリリースより一部抜粋)

 副題は「はじまりの雪」であり、アイヌの言葉でも雪を意味する「ウパシ(シは小文字)」を語源にした副題「ウパシテ(シは小文字)」が付けられている。小川は、「アートを通し、未来への問いと行動にあふれた『実験区』を札幌につくり、みなさんと一緒に『はじまりの雪』を体験したい」と意気込む。

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