ルーヴル美術館×長場雄のUTが登場。《モナ・リザ》《ミロのヴィーナス》《サモトラケのニケ》などをTシャツに

ユニクロのTシャツブランド「UT」が、長場雄とコラボレーションしたTシャツと陶器のコレクション「ルーヴル美術館 × 長場雄」を1月31日に発売する。

長場雄と「ルーヴル美術館×長場雄」のUTコレクション

 ユニクロのTシャツブランド「UT」が、昨年より展開しているルーヴル美術館とのパートナーシップの新作として、同館と長場雄がコラボレーションしたコレクション「ルーヴル美術館 × 長場雄」を1月31日に発売する。

「ルーヴル美術館 × 長場雄」コレクションイメージ

 長場雄は1976年東京生まれ。10歳のとき、父の仕事の都合でトルコに渡り、油絵画家に師事して絵画を学ぶ。東京造形大学を卒業後、アパレルメーカーにてTシャツのグラフィックデザインを担当する傍ら、創作活動を開始。雑誌、書籍、広告アパレルブランドとのコラボレーションなど様々な領域で活動するほか、アーティストとして東京、ニューヨーク、台湾などで個展を開催。シンプルながら特徴をとらえた独特の作風が特徴となっている。

Tシャツの柄のルーヴル美術館

 今回のUTコレクションは、ルーヴル美術館が展示する3万5000点以上のなかから、レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》や《サモトラケのニケ》、《ミロのヴィーナス》といった作品をモチーフとした長場のアートワーク4柄をTシャツにプリント。さらに、波佐見焼の陶磁器にアートワークをプリントした「マメザラ」と「ソバチョコ」もラインナップされる。

「ルーヴル美術館 × 長場雄」コレクションイメージ
マメザラ
ソバチョコ

 長場は、今回のルーヴルとのコラボレーションについて次のように語った。「ルーヴル所蔵のもののなかから、誰もが知っている《モナ・リザ》《サモトラケのニケ》や《ミロのヴィーナス》などを選ばせてもらいました。ベースとなる作品がわかるようにデフォルメをしつつ、自分の絵のタッチのおもしろさを伝えるために、最低限の線を使いないがら、ベースとなった作品がわかるようにすることを心がけました。自分の作風は生きていくうえで様々なものを削ぎ落として、ライフスタイルを見直す課程でつくりあげた核。今回のようなコラボレーションでも、そのテイストをしっかり出せるようにしています」。

「ルーヴル美術館 × 長場雄」コレクションイメージ

 また、長場は《ミロのヴィーナス》を日本に初めて紹介したとされる西洋美術史家の澤木四方吉(1886〜1930)と血縁があり、今回のコラボレーションにあたって、澤木のことも改めて調べたという。「イラストとアート双方の仕事を行ったり来たりしている自分ですが、(双方のジャンルに連なる)西洋美術について、もう一度原点に立ち戻って考える機会を与えられた気がしました。仕事を通じて、そういった大きな流れをとらえられたことが嬉しいです」。

長場によるTシャツの柄

 コレクションは全国のユニクロ店舗(「マメザラ」「ソバチョコ」は一部店舗)およびオンラインストアで販売される。

編集部

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