世界的な美術館とアパレルが手を組んだ。ルーヴル美術館は1月28日、ユニクロと4年間のパートナーシップを締結したことを発表した。
このパートナーシップにより、ユニクロはルーヴル美術館所蔵の名品をモチーフとした「UT」ブランドの「ミュゼ・デュ・ルーヴル コレクション」を2月4日より、ユニクロ店舗およびルーヴル美術館の新たなオンラインショップにて発売する。
こうした商品でのコラボレーションだけでなく、ユニクロは2019年1月から始まった土曜夜の無料開館プログラムをサポート。この夜の無料開館は2019年は16万人が参加するほどの人気を誇るプログラムだ。現在は新型コロナウイルスの影響で一時的に中断されているが、今後は毎月第1土曜日に再開される予定だという。
今回のパートナーシップについて、ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正は「世界的に有名なルーヴル美術館と提携できることを光栄に思っており、興奮している。長年の夢が叶った」とコメントを発表。「ユニクロはこれまでも芸術の楽しさを広く一般の方々に知っていただくため、日々の生活をより良くするための服『ライフウェア』に取り組んできた。ユニクロとのパートナーシップにより、ひとりでも多くの方に名画の普遍的な美しさを知っていただきたい」としている。
なおユニクロが美術館をサポートするのはこれが初めてではない。ユニクロは2013年からニューヨーク近代美術館(MoMA)と、17年からはボストン美術館、18年からはバルセロナ現代美術館とパートナーシップを結んでいる。また16年から20年にかけてはテート・モダンをサポートしてきた。