国立工芸館、宮田前長官の顧問就任は「地元の総意」

金沢の国立工芸館において、宮田亮平前文化庁長官に新ポストへの就任を打診する方向で調整が進んでいる。

国立工芸館(2020年10月撮影)

 今年元旦に金沢の『北國新聞』が、国立工芸館の新ポスト「顧問」に宮田亮平前文化庁長官が就任すると報じた件について、同館を運営する独立行政法人国立美術館に現状を聞いた。

 今回の就任をめぐっては昨年10月に話が遡る。国立美術館によると、当時、一般財団法人石川県芸術文化協会と一般財団法人石川県美術文化協会から「地元の総意として、宮田前文化庁長官を国立工芸館顧問に迎えたい旨の要望があった」という。

 これを受け、国立工芸館では宮田前長官に顧問就任を打診するための日程調整に着手。いっぽうで、宮田前長官が就任について首を縦に振るかどうかは未定であり、着任時期や任期なども決定していないという。また、中田英寿名誉館長との役割分担などについては就任自体が未定のため、「回答を差し控える」としている。

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