三菱地所や東急など4社がアート事業でタッグ。株式会社MAGUSを設立

寺田倉庫株式会社、三菱地所株式会社、株式会社TSIホールディングス、東急株式会社の4社が3月8日、コンソーシアムを組成し、株式会社MAGUS(マグアス)を設立した。代表は株式会社アマナで「IMA」のプロデューサーを務める上坂真人。

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 寺田倉庫株式会社、三菱地所株式会社、株式会社TSIホールディングス、東急株式会社の4社がアート事業でタッグを組んだ。3月8日、4社はコンソーシアムを組成し、株式会社MAGUS(マグアス)を設立。アートメディアの運営や、日本国内における現代アートの情報に特化したプラットフォーマーを目指すとしている。資本金は2億1600万円(資本準備金含む)。

 同社では、株式会社アマナで「IMA」のプロデューサーを務める上坂真人が社長に就任し、事業を運営。今後の事業内容として、第一弾としてビジネスにアートを活用するコンサルティング事業及びオンライン・オフラインでのセミナー事業を展開。第二弾では、世界中のアートに関わる情報を企業や人に届けるニュース事業を行うという。

 同社の事業は法人向けと個人向けの2軸。法人向け事業では、企業のVIP向けメニューの企画・運営や、子供のアート教育を含む企業の社会貢献活動の企画・実行、ビジネスパーソンに向けた企業戦略としてのアート&ビジネスセミナーなどを行う。また個人向け事業では、世界のアートニュース等を提供するウェブマガジンを発行するほか、スクールなどのオフライン事業も展開するという。

 もともと、このコンソーシアムに参加する寺田倉庫は「TERRADA ART COMPLEX」をはじめとする事業で大きな存在感を放っており、東急はBunkamuraを保有している。また三菱地所も有楽町の再開発でアートを重視する姿勢を見せる。近年、アートへの注目の高まりとともにアートを事業とする企業も増加傾向にあるなか、MAGUSがどのようなポジションを獲得していくのか。今後の動向を注視したい。

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