アメリカ・ミネソタ州で起きたジョージ・フロイド殺害事件と、それに関連する抗議活動。これに対して、世界各地の美術館や美術機関が声明文を発表し、バンクシーなどの主要アーティストも作品を発表することで、抗議や連帯の意思を示している。この動きに加わった最新のひとりが、ニューヨークを拠点に活動しているKAWSだ。
KAWSは自身のInstagramで、「BLACK LIVES MATTER」を支持するために「KAWSONE」での売上の一部を、「ポジティブな変化を起こしていると信じる」組織に寄付することを発表。これらの組織には「Color of Change」と「Black Lives Matter」が含まれている。
6月9日より、《TAKE》というタイトルの新作に加え、KAWSは個人のコレクションや、昨年9月にメルボルンのビクトリア国立美術館で開催した展覧会「KAWS:Companionship in the Age of Loneliness」の図録をKAWSONEのウェブサイトにて発売。25万ドル(約2700万円)の調達を目指す。
なおKAWSは、4月にも自身のInstagramでチャリティーセールスを開催。作品販売の収入は、新型コロナウイルス感染症に対応する慈善団体に寄付された。