アートフェア東京2020、開催中止へ。「感染拡大防止が最優先事項」

今3月19日~22日に開催予定だった国内最大のアートフェア「アートフェア東京2020」が、開催中止となった。新型コロナウイルスの影響。

AFT2019 Photo by office TKD

 新型コロナウイルスの影響で、日本最大のアートフェア「アートフェア東京2020」が、直前での開催中止を発表した。

 同フェアの本来の会期は3月19日〜22日。15回目となる今回は、「with Art」をテーマに140軒以上のギャラリーが参加する予定だった。主催側は、中止の理由として「日本国内及び国際的な感染拡大防止が最優先事項と考え、誠に残念ではございますが開催を自粛し、中止することを決定致しました」とコメントを発表。前売券の払い戻し対応については、公式ホームページで知らせるという。

 昨年は、出店者総売上が過去最高となる29億7000万円を記録するなど、順調に成長を続けてきたアートフェア東京。今回の開催中止は、日本のマーケットにも少なからぬ影響を与えそうだ。

 なお国内では、アートフェア東京2020と同時期開催を目指していた「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」は開催を延期。京都のアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」はメイン会場での開催が中止となった。

 海外では、アジア最大のアートフェア「アート・バーゼル香港2020」がいち早く中止を決めており、その補填としてオンライン・ビューイング・ルームの開設を早めるなどの措置を取っている。

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