ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020が開催直前に新型コロナで中止を決定。健康・安全面を第一に考慮

新型コロナウイルスの影響により、2020年2月28日〜3月1日に京都で開催が予定されていた「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」の開催中止が決定した。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019の会場の様子

 新型コロナウイルスの影響により、2月28日〜3月1日に京都府京都文化博物館 別館や京都新聞ビルで開催を予定していたアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」の開催中止が決定。2月26日に同フェアのウェブサイトで発表された。

  会場ではすでに作品の搬入も行われていたが、新型コロナウイルスの感染症拡大の防止のため、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮し、中止を決定したという。

 「ARTISTS’ FAIR KYOTO」は、京都造形芸術大学教授でアーティストの椿昇がディレクションを担当。アーティストが企画から出品までを行うという独自のシステムをとるアートフェアで、2018年に初開催された。3回目の開催を迎える今回は、加藤泉や金氏徹平、塩田千春、名和晃平、宮永愛子、ヤノベケンジといった第一線で活躍するアーティスト19 組がアドバイザリーボードを務めることになっていた。

 なお、街中にあるホテルや店舗が作品展示・販売の会場となるサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020:BLOWBALL」に関しては、一部会場をのぞき予定通り開催する。詳細はウェブサイトにて確認してほしい。

 主な国内のアートフェアでは、3月19日〜21日に予定されていた「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」が既に開催延期を決定。現在のところ「アートフェア東京2020」は通常通り開催の予定となっているが、全国の美術館やアートイベントが政府要請を受けて休館や中止・延期を決定するなか、予断を許さない状況だ。

 

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