国際映画祭で話題の作品から、インディーズ作品、アートムービーまでを幅広く上映し、数多くの映画ファンを抱えている「アップリンク」。4月16日、新たに京都市中京区で開発を進める複合施設「新風館」の地下1階に「アップリンク京都」がオープンすることがわかった。
同日グランドオープンとなる「新風館」は、歴史的建築物である旧京都中央電話局を一部保存・改修した複合施設。建築デザインは、新国立競技場の設計を手がける隈研吾が監修を務めている。
そんな同映画館は、地下鉄・烏丸御池駅直結という好立地。これにあわせて、ロビーはレトロモダンな地下鉄の駅をイメージしたという。アップリンクとしては、「アップリンク渋谷」「アップリンク吉祥寺」に次ぐ3館目の映画館で、これが関西初進出となる。
同映画館は、「レッド」「レインボー」「抹茶」「ストライプ」のそれぞれ異なるデザインコンセプトを持つ4スクリーンで構成。部屋ごとに個性の異なる壁紙と椅子が置かれるバラエティに富んだ劇場で、映画ファン向け作品からファミリー向け作品まで多種多様な映画を楽しむことができる。
また国内屈指の音響メーカー、田口音響研究所が「アップリンク吉祥寺」のために開発した究極の平面スピーカーを、同映画館にも全スクリーンに導入。これをイタリアのパワーソフト社製パワーアンプと組み合わせることにより、曇りのないDCPハイレゾ音源の可能性を最大限に引き出すことが可能だという。デザインから音響までこだわり抜かれた空間に期待が高まる。