現代美術、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどの多岐にわたる作品を街に点在させ、一夜限りの非日常な体験をつくり出してきた「六本木アートナイト」が今年も開催される。
10回目の今年はテーマを「夜の旅、昼の夢」とし、世界各地から集まる約50点の作品が街を彩る。
これまでヤノベケンジ、草間彌生、日比野克彦、蜷川実花、名和晃平などが名を連ねてきたメインプログラム・アーティストには、ヴェネチア・ビエンナーレ2005の韓国館代表、そして平昌2018パラリンピック冬季競技大会では、開会式・閉会式のアートディレクターを務めるなど活躍の幅を広げる崔正化(チェ・ジョンファ)を起用。
六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館をつなぐインスタレーション作品を展開し、六本木ヒルズアリーナでは果物や野菜によるカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》を発表。今回の参加にあたり、「六本木のある夜、あなたが光と色と空気とエネルギーが生動するその刹那に出会えることを願います」とのコメントを寄せている。
また、プレプログラムとして、アメリカ出身のアーティスト、カート・パーシキーが立ち上げたプロジェクト「Red Ball Project」も、世界30都市を経て日本に初上陸する。巨大な赤いボールが目印のこのプロジェクトは5月20日よりスタートし、毎日、六本木エリアの異なるエリアに出現。アートナイトの開幕に先駆け、話題を呼びそうなプロジェクトだ。