スケッチや図面も
本展では、ラムスが手がけた名作プロダクトに加え、その制作過程で生まれたスケッチや図面などの貴重な資料を紹介。ひとつのアイデアがいかに具体的なかたちを獲得し、製品として実現されていくのか、その思考のプロセスをたどることができるという。

本展の総合監修を務めるのは、プロダクトデザイナーで多摩美術大学副学長の深澤直人。深澤は展覧会に寄せたメッセージのなかで、ラムスが自身のデザイン経験から得た気づきを若い世代と共有しようとしていることに触れ、その仕事や言葉には、デザインに向き合ううえで大切にすべき基本的な姿勢が示されていると述べている。
会期中には関連トークイベントも開催。11月29日には深澤直人が「私がディーター・ラムスから学んだこと」をテーマに講演するほか、12月5日にはプロダクトデザイナーの柴田文江と鈴木元が「良いデザインとは何か、ディーター・ラムスの10の視点」をテーマに語り合う。
大量生産・大量消費が問い直され、環境問題やテクノロジーの進化によってデザインの役割が変化しつつある現代。ラムスの仕事を振り返る本展は、これからの社会に求められるデザインのあり方について、あらためて考える機会となりそうだ。


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