EXHIBITIONS

イタリア現代美術展「境界を越えるアイデンティティ 人間と自然の対話 ファルネジーナコレクション」

イタリア文化会館エキジビションホール
2026.09.12 - 10.22

マリアグラツィア・ポントルノ《天空のレバノン杉》(2014)
3Dアニメーションビデオ 協力:作家、パッサッジ・ギャラリー /ファルネジーナコレクション

 東京・九段下のイタリア文化会館エキジビションホールで、イタリア現代美術展「境界を越えるアイデンティティ 人間と自然の対話 ファルネジーナコレクション」が開催されている。会期は10月22日まで。

 本展は、2023年の「イタリア現代美術展 ファルネジーナコレクション」に続き、イタリア外務・国際協力省の企画により、イタリア現代美術コレクションのなかでも重要なファルネジーナコレクションから新たな作品を展示。キュレーター、美術批評家のベネデッタ・カルピ・デ・レズミーニが監修を務め、ベルリン、ヴィリニュス(リトアニア)、ラ・ヴァレッタ(マルタ)、ベオグラード、パリに続き、東京で開催されている。

 展示アーティストの大半を女性が占める本展では、「抵抗の根」「離脱の地理学」「不安定な生態系」の3つのセクションに分け、環境危機、移民、地政学的不安定さ、そして深刻な文化変容を特徴とする現代における「アイデンティティ」という概念を多角的に考察する。

 日本での開催にあたり、イタリア人女性アーティストたちの創作活動と日本文化のあいだに生まれる多層的な共鳴を紹介。また、本展で生まれた新たなつながりにおいて、「境界」という概念を地理的な限界から交流の場へと変容させる。

 作品のジャンルも多彩になっており、グラフィック・アート、ビデオ・インスタレーション、写真に加えて、詩の展示やインスタレーションも展開されている。