東京の世田谷美術館で、「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」展が開幕した。会期は11月15日まで。担当は加藤絢(同館学芸員)。
長い冬を過ごす北欧諸国にとって、室内に彩りを与えるインテリアデザインは、日々の生活を心地よく過ごすための大切な手段だ。とりわけ、自然や暮らしに密接したモチーフ、明るく華やかな色彩、親しみやすいパターンをもつテキスタイルは、現地の人々の日常に喜びを与えてきた。
いっぽうで、日本においてそれらは「北欧デザイン」として一括りにされがちで、注目されるのは「フィンランドのテキスタイル」や「デンマークの家具」であることが多い。

本展がスポットを当てるのは、これまで深く知られてこなかった「スウェーデンのテキスタイル」だ。企画のキーパーソンとなったのは、同地の個人コレクターであるサラ・アクステイリウス。10代の頃からスウェーデン・テキスタイルの魅力に惹かれ、2000点にも及ぶ膨大なヴィンテージ・コレクションを築いてきた人物であり、書籍の出版などを通じて現地でも大きな話題を呼んでいる。
会場では、展示作品の総数200点のうち、およそ半数がサラのコレクションで構成。プロローグとエピローグ、そして全3章にわたってその魅力を紐解く内容となっている。

































