今週開幕
「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」(国立新美術館)

国立新美術館で「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」展が始まっている。
本展は、20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソと、英国を代表するファッションデザイナーのポール・スミスによる異色のコラボレーションから生まれた展覧会だ。パリ国立ピカソ美術館の所蔵作品を中心に約80点を紹介するとともに、ポール・スミスが会場デザインを手がけ、ピカソの創造性を新たな視点から体験できる空間を創出する。
会場は「青の憂鬱」「キュビスムの実験室」「闘牛」「戦時中」「晩年」など15のセクションで構成され、初期から最晩年までの創作の軌跡をたどる。なかでも注目したいのは、作品そのものだけでなく、それらを取り巻く展示空間だ。自転車のサドルとハンドルを組み合わせた《牡牛の頭部》に着想を得たインスタレーションや、展覧会ポスターを思わせるグラフィカルな空間演出など、ポール・スミスはピカソの「遊び心」や自由な発想を視覚的に翻訳。芸術とファッション、歴史と現代が交差する展示を通して、ピカソという巨大な存在をより身近に、そして新鮮なかたちで体験する機会となるだろう。
会期:2026年6月10日~9月21日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(金土~20:00)(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火、8月12日(ただし8月11日は開館)
料金:一般 2400円 / 大学生 1400円 / 高校生 1000円
「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」(麻布台ヒルズギャラリー)

麻布台ヒルズギャラリーで、THE MONSTERS 10周年記念展 東京「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」が開幕した。レポート記事はこちら。
本展は、アートトイブランド・POP MARTが、アーティスト カシン・ロンが手がけるLABUBU(ラブブ)と「THE MONSTERS」の10年の軌跡を紹介するもの。上海、台北、香港、パリを巡ったグローバルツアーの東京展として、各地で話題となった展示内容に加え、描き下ろし作品が集まる。
展示室では、5面に映し出される映像プロジェクションと立体的なサラウンド音響によって『The Story of Puca』の物語に没入できる世界初公開アニメーションエリアや、LABUBUが並ぶぬいぐるみハウス、ミラールーム、カシン・ロンの創作のプロセスと軌跡をたどるスケッチ、絵画、立体作品など、8つの展示・体験ゾーンで構成された「魔法の森」を創出する。
会期:2026年6⽉11⽇〜7⽉5⽇
会場:⿇布台ヒルズギャラリー
住所:東京都港区⻁ノ⾨5-8-1
開館時間:10:00〜19:00 ※入場は18:00まで
料金:2500円(特典つき)
「“カフェ”に集う芸術家 —印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」(三菱一号館美術館)

三菱一号館美術館で「“カフェ”に集う芸術家 —印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」が6月13日に開幕する。
19世紀後半のパリ、マネや後に印象派と呼ばれることになる芸術家たちはカフェに集い、議論を戦わせた。カフェやキャバレー、ダンスホールは、飲食や娯楽を楽しむだけではなく、新たな芸術が生まれる場所となっていく。それは、サロンからの脱却とともに、芸術が群衆に溶け込む新しい時代の始まりでもあった。
1897年、カタルーニャ出身の画家カザスはモンマルトルの有名店「シャ・ノワール(黒猫)」に倣って、バルセロナに「クアトラ・ガッツ(4匹の猫)」を開店。若きピカソも通った。そして、ピカソは“カフェ”を舞台にロートレックやカザスが描いた悦楽や孤独に多大な影響を受けて、「青の時代」へと向かう。
本展では、マネ、ゴッホ、ロートレック、ピカソによる名作の数々、そしてバルセロナが誇る35年ぶりの来日となるカザス作《マドレーヌ》を加えた約130点から、“カフェ”で生まれた芸術の広がりを紹介する。
会期:2026年6月13日~9月23日
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~18:00(金、第2水曜日、7月25日、9月19日~23日は〜20:00)(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月(ただし、祝日、6月29日、7月27日、8月31日は開館)
料金:一般 2300円 / 大学生 1300円 / 高校生 1000円 / 中学生以下 無料
「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」(神奈川県立近代美術館 葉山)

神奈川県立近代美術館 葉山にて、企画展「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」が6月13日から開催される。
第二次世界大戦後に東西に分断され、1990年の再統一によって姿を消したドイツ民主共和国(東ドイツ)。同国において女性が写真家としてのキャリアを形成し、独自の芸術表現を開拓していた事実は、近年までドイツ写真史において見過ごされてきた領域だ。本展は、現在も主要な作家として活動する人物を含む15人の女性写真家に焦点を当て、社会や日常に向けられた視線と技術から、彼女たちの作品が果たした役割を検証する企画となっている。
展示の中心となるのは、ベルリンの現代美術コレクター、スヴェン・ヘアマンが所蔵するヴィンテージ・プリントのコレクションだ。現在、旧東ベルリンのシュプレー河畔にある元工場を拠点とするラインベックハレン財団が管理するこれらの作品群が、日本国内で公開されるのは今回が初となる。
本展では、ライプツィヒの美術大学で修業した作家などを中心に取り上げることで、ドイツ写真史における多様な実践を提示する。会場では旧東ドイツ時代の写真のみならず、再統一後の近作や最新の映像作品、当時の刊行物などの資料もあわせて紹介される。
会期:2026年6月13日~8月30日
会場:神奈川県立近代美術館 葉山
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 神奈川県立近代美術館 葉山
電話番号:046-875-2800
開館時間:09:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(7月20日は開館)
料金:一般 1200円 / 20歳未満・学生 1050円 / 65歳以上 600円 / 高校生 100円 / 中学生以下、障害者手帳等・ミライロIDをご提示の方および介助者原則1名 無料



















