広重の風景画を内山晋コレクションで深堀り。東京国立博物館で特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」が開催へ

東京国立博物館で、内山晋コレクションの受贈を記念した特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」が開催。新収蔵1025点の浮世絵のなかから、広重の代名詞である三大風景画シリーズを中心に紹介する。会期は9月29日〜12月20日。

歌川広重筆 東海道五拾三次之内 箱根 湖水図 江戸時代・天保4~6年(1833~35)頃 横大判錦絵 東京国立博物館蔵 展示期間:1期(9月29日~10月25日)

 東京・上野の東京国立博物館で、内山晋コレクションの受贈を記念した特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」が開催される。会期は2026年9月29日〜12月20日。

内山コレクション、待望の公開

 江戸時代後期に活躍し、葛飾北斎(1760〜1849)と並ぶ江戸の風景画の二大巨頭として知られる歌川広重(1797〜1858)。雨や雪、風といった気象条件や、刻々と変化する光の表情を巧みに捉えた広重の作品は、当時の江戸の人々を熱狂させただけでなく、ゴッホやモネら西欧の画家たちにも多大な影響を与えた。

歌川広重筆 東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 江戸時代・天保4~6年(1833~35)頃 横大判錦絵 東京国立博物館蔵 展示期間:1期(9月29日~10月25日)
歌川広重筆 東海道五拾三次之内 庄野 白雨 江戸時代・天保4~6年(1833~35)頃 横大判錦絵 東京国立博物館蔵 展示期間:1期(9月29日~10月25日)

 本展の礎となるのは、浮世絵の研究と普及に尽力した内山晋(1893〜1980)の旧蔵品だ。内山は広重を中心に質の高い浮世絵を収集しており、このたび1025点という膨大なコレクションが東京国立博物館へ寄贈された。

 本展では、この受贈を記念し、広重の出世作となった「東海道五拾三次之内」「木曾海道六拾九次之内」「名所江戸百景」という、広重の画業を語るうえで欠かせない三大風景画シリーズを3期に分けて公開。保存状態が極めて良い内山コレクションならではの、鮮やかな色彩と繊細な摺りの妙を堪能できる。

歌川広重筆 木曽海道六拾九次之内 洗馬 江戸時代・天保7~8年(1836~37)頃 横大判錦絵 東京国立博物館蔵 展示期間:2期(10月27日~11月23日)
歌川広重筆 木曽海道六拾九次之内 大井 江戸時代・天保7~8年(1836~37)頃 横大判錦絵 東京国立博物館蔵 展示期間:2期(10月27日~11月23日)

編集部

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