独自の視点が生む「ベストアングル」
タイトルの「ベストアングル」が示す通り、本展では広重の「画面構成力」に焦点が当てられる。極端に近景を大きく配置する「俯瞰」や、枠を効果的に使った「クローズアップ」など、広重は伝統的な手法を換骨奪胎し、まるでカメラのレンズを通したかのような斬新な構図を次々と生み出した。本展では、名所をたんなる記録として描くのではなく、見る者の視線を誘導して場の空気感までを伝える広重独自の視覚トリックを特集。その代表作を通して検証していく。


また、風景画のみならず、艶やかな「花鳥画」や、内山コレクションの幅広さを示す貴重な版本なども併せて展示。広重が捉えた江戸の「美」の決定版ともいえる展覧会になりそうだ。
- 1
- 2



















