今週開幕
「瑞祥のかたち」(皇居三の丸尚蔵館)
2026年秋に全面開館予定の皇居三の丸尚蔵館で、新年を飾るにふさわしい展覧会「瑞祥のかたち」が開催中。レポート記事はこちら。
本展の主題となるのは、蓬莱山や鶴、鳳凰、麒麟など、古くから愛されてきた様々な「吉祥」のモチーフ。 例えば伊藤若冲の《旭日鳳凰図》(1755、展示期間〜2/2)は想像上の鳳凰が見事な描写によって細密に描き出されており、色鮮やかな羽を持つ雌雄の鳳凰が神々しさを放つ。新年最初の展覧会としてもおすすめだ。
会期:[前期]2025年1月4日~2月2日、[後期]2025年2月4日~3月2日
会場:皇居三の丸尚蔵館
住所:東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
開館時間:9:30~17:00(1月7日13:00〜、金土〜20:00。ただし1月31日と2月28日を除く) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし1月13日と2月24日は開館し、翌火曜日休館)
料金:一般 1000円 / 大学生 500円 / 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上無料
「今津景 タナ・アイル」(東京オペラシティ アートギャラリー)
国内外で大きな注目を浴びている現代アーティスト・今津景(1980〜)。その初となる大規模個展「今津景 タナ・アイル」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開幕する。
近年は、インドネシアの都市開発や環境汚染といった、自身が同地で生活していくなかで体験・リサーチしたリアルな現状をベースに作品制作をしている今津。展覧会タイトルとなる「タナ・アイル」は、インドネシア語で「タナ」(土)、「アイル」(水)を指しており、ふたつの言葉をあわせると「故郷」を表す言葉になるという。本展は、現在生活する「インドネシア」と自身のルーツである「日本」というふたつの土地での経験と思考にもとづく今津の作品を通じて、自らが生きる場所について考える機会を創出するものとなる。
会期:2025年1月11日〜3月23日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル3F
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は18:30まで
休館日:月(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館) 、2月9日
料金:一般 1400円 / 大高生 800円 / 中学生以下無料
「ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965」(パナソニック汐留美術館)
東京・汐留のパナソニック汐留美術館で「ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965」がスタートする。
本展は、1930年代以降にル・コルビュジエが手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリーを展覧するもの。ゲスト・キュレイターはドイツの美術史家ロバート・ヴォイチュツケが務める。展覧会は4章構成で、国内外から借用した作品約90点(絵画、彫刻、素描、タペストリー、図面、模型、ルシアン・エルヴェの写真作品)のほか、写真資料が出品される予定だ。
会期:2025年1月11日~3月23日
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
開館時間:10:00~18:00(2月7日、3月7日、14日、21日、22日〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:水(ただし3月19日は開館)
料金:一般1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下無料※土日祝は日時指定予約(平日は予約不要)。当日空きがあれば入館可能。混雑状況により入館方法が変更になる場合がある。